ライゴズの熟れてない感、フリージャズのラフさがない一生懸命感、主演男優賞が獲れなかった理由はそこも大きいと思うけど、
機械じゃないんだからやっとまともな体で弾けるようになった程度の技術でフリージャズな余裕ある熟れ感を醸すのはセブの中の人の正直で生真面目な性格?人間性が邪魔して出来なかったんじゃないだろうか

本当に弾かないで済むなら「ブルーに生まれついて」でチェットベイカーを演じたイーサン・ホークみたいに余裕ぶちかまして天才ジャズピアニストのフリも酔いしれながら演じられると思うけど、
演技は良くても本当に弾いてもいないくせに上手いフリしてスゲー寒いみたいになってしまった
イーサン・ホークの演技は悪くなかったけどね
でも3カ月の特訓であの技術とクオリティをライゴズが体得出来ただけで観客は恐ろしく感動したしここでもチャゼルのフレッチャーばりの厳しさが発揮されてやっぱりリアル(本物であること)演技を超えた演技って凄い感動を呼ぶんだなぁと思った

以上