「ノクターナル・アニマルズ」
デザイナーの映画なんて…。と、今まで散々門外漢のクソ映画を観てきたがコレはキテいた!
もうね、のっけなら強烈な映像の応酬。ふん、どーせ雰囲気映画で終わるのだろうと思っていたがさにあらず。
元妻に送った架空の出来事をモデルにした犯罪小説と、
現実世界で生きる作者=元夫との生活や思いがシンクロする二重構造になっており見応え充分。
エイミー・アダムスとジェイク・ジレンホールの持ち味を生かしきった怪作となっている。

ラストシーンの意味については考えさせられるが、小屋の前での小説の主人公の吐露こそ、
現実世界での作者の思いであるのだろうな。

エンドロールのファッション関係のクレジットの多さも圧巻だった。