(原題:All the Money in the World)

2017年にアメリカ合衆国とイギリスで製作されたスリラー映画である。
監督はリドリー・スコット、主演はミシェル・ウィリアムズとマーク・ウォルバーグが務めた。
本作はジョン・パーソンが1995年に発表した
ノンフィクション『Painfully Rich: The Outrageous Fortunes and Misfortunes of the Heirs of J. Paul Getty』を原作としている。

【あらすじ】
1973年。犯罪者たちの用意周到な計画に基づいてジョン・ポール・ゲティ三世が誘拐されるという事件が発生した。
犯人たちは石油王として知られるジャン・ゲティに孫の身代金を要求したが、彼はびた一文支払おうとしなかった。
「もしここで身代金を支払ったら、他の孫・子供たちも金目当てに誘拐されるかもしれん」というゲティの懸念は尤もではあったが、ゲティは吝嗇家としても知られていた。
そんな性格だからこそ、ゲティは身代金の値切り交渉を犯人に持ちかけたのであった。
余裕飄々としているゲティとは対照的に、三世の母親であるゲイルは息子が殺されるかもしれないと怯えていた。
そんなゲイルに救いの手を差し伸べてくれたのは、義父の会社の経営に携わっているフレッチャー・チェイスであった。
チェイスにはCIAでの勤務経験もあった。ゲイルとチェイスは金を出し渋るゲティを説得すると共に、三世を救出する作戦を練るのだった。

監督 リドリー・スコット
脚本 デヴィッド・スカルパ
原作 ジョン・パーソン
撮影 ダリウス・ウォルスキー

キャスト
・ミシェル・ウィリアムズ - ゲイル・ハリス
・マーク・ウォルバーグ - フレッチャー・チェイス
・クリストファー・プラマー - ジャン・ポール・ゲティ
・チャーリー・プラマー - ジョン・ポール・ゲティ三世
・チャーリー・ショットウェル - 幼少時のジョン・ポール・ゲティ三世
・ロマン・デュリス - チンクアンタ
・ティモシー・ハットン
・アンドリュー・バカン - ジョン・ポール・ゲティ二世
・ジュゼッペ・ボニファティ - ラコヴォーニ
・キット・クランストン - 幼少時のマーク・ゲティ
・マヤ・ケリー - 幼少時のアイリーン・ゲティ

アメリカ 2017年12月22日 公開予定
イギリス 2018年 1月5日 公開予定
日本 公開未定