>>933
前作は淡白な人物描写や突拍子もない脚本など、荒い部分の減点箇所を
拘りに拘り抜いた巨大ロボと怪獣の描写という加点箇所が遥かに上回ったから
尖った傑作となりえた。

今作はアクションSF映画としてマイルドに仕上がった分、減点箇所は少ないものの
飛びぬけて抜き出でてる点も挙げにくい。
結果的に温い作品になってると思う。

前作は怪獣のCGの動きに「中の人間とスーツの合間のたゆみ」や
「スーツの材質の表現」を加えて、「カイジュウは人間が演じるもの」という概念も含めて再現していた。
今作の怪獣CGはそこを完全に忘れている