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{昭和史を徹底的に研究してきたノンフィクション作家の保阪正康氏も毎日新聞に
掲載された「公文書管理問題 東条軍閥内閣と同様の構図」と題するコラムで、
痛烈に安倍政権を批判した。
保阪氏は〈この国の骨格に今や大きなヒビが入っている〉要因として、@現内閣の
強圧政治と世論誘導策 A官僚機構の腐敗と道徳的退廃 B行政文書管理の
ずさんさと歴史的無責任―――を指摘。〈太平洋戦争の末期と終戦時の国家体制の
崩壊の折に、この3点が表出していた〉として、先の大戦時における東条英機内閣と
安倍政権の類似点をこう書きつづった。
〈(東条内閣の)独裁政治と自らの延命しか考えていない首相により国民はおびえ、
沈黙し、そして面従腹背を生活上の知恵とした〉〈こと中央官庁の官僚だけを例にとる
と、その構図は東条内閣当時と同様ではないかとの思いがする〉〈この構図がわかった
時、前述のAとBは官僚機構そのものが内閣に屈服している結果という側面が
うかがえる
「安倍さんは国会の答弁でよく“私が責任者ですから”と言うでしょう?あれは東条の
言い方と同じなんですよ。政治権力の頂点にいる者が威張り散らすときの言葉で、
東条は“俺に逆らうな”という恫喝の意味を込めてよく使いました。あんな言葉、
普通の政治家は使いませんよ」}