日曜18時に見て感動して良かった。
席は4割ぐらい埋まっていて日本の任侠映画でR15+指定だとこんなもんだと思った。

予備知識ほぼゼロだったからヤクザが主演の映画だと思っていたが
良くあるマル暴の刑事の話で役所というより松坂桃李が主演の映画だった。
しかし、作品の中で最も活躍しているのは役所で彼が主演でも間違いではない。

大上(役所)は刑事というよりヤクザよりもヤクザな感じだったが
その当初の見え方が最後に逆転して悪魔から天使にイメチェンした時が最も感動した。
これは、大人気の原作の力なんだろうとは思うが
役所と松坂の熱演による効果も大きいと感じた。

大上が馬鹿なヤクザを操って抗争を防いでいたというのは理解できる話だった。
しかし、だからといって刑事がそこまでしたら職権乱用でミイラ取りがミイラで自滅する。
最後に殺されたのは想定内でもっと早く殺されてても可笑しくは無かっただろう。
基本的にヤクザを壊滅させるのが警察の仕事で
日岡(松坂)の相打ち壊滅作戦は自然な結論だと思った。