【世界の巨匠】黒澤明 6【最高傑作】IPアドレス付
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黒澤明氏の作品、そして初期の黒澤作品に欠かせない俳優陣について語りましょう。
貴方の中の最高傑作は?
1番好きな役柄は?
※このスレは荒らし厳禁です。
前スレ
【世界の巨匠】黒澤明 5【最高傑作】
https://lavender.5ch.net/test/read.cgi/cinema/1519453640
VIPQ2_EXTDAT: checked:vvvvvv:1000:512:----: EXT was configured 黒澤 明
生年月日 1910年3月23日
没年月日 1998年9月6日(満88歳没)
出生地 日本・東京府荏原郡大井町(現在の東京都品川区)
死没地 日本・東京都世田谷区成城
職業 映画監督、映画製作者、脚本家
活動期間 1943年 - 1998年
活動内容 1936年:P.C.L.映画製作所に入社
1943年:監督デビュー
1948年:映画芸術協会を結成
1951年:『羅生門』がヴェネツィア国際映画祭金獅子賞を受賞
1959年:黒澤プロダクションを設立
1969年:四騎の会を結成
1985年:映画界初の文化勲章を受章
配偶者 矢口陽子(元女優)
著名な家族 兄:須田貞明(活動弁士)
長男:黒澤久雄
長女:黒澤和子 監督作品は全30作
1943年 姿三四郎 東宝 黒澤明 大河内伝次郎、藤田進、轟夕起子、花井蘭子、月形龍之介、志村喬 79分/白黒/スタンダード
1944年 一番美しく 東宝 黒澤明 矢口陽子、入江たか子、志村喬、萬代峰子 85分/白黒/スタンダード
1945年 續姿三四郎 東宝 黒澤明 藤田進、轟夕起子、月形龍之介、大河内伝次郎、河野秋武、宮口精二、森雅之 82分/白黒/スタンダード
虎の尾を踏む男達 東宝 黒澤明 大河内伝次郎、榎本健一、藤田進、志村喬、小杉義男、仁科周芳(岩井半四郎) 58分/白黒/スタンダード
1946年 わが青春に悔なし 東宝 久板栄二郎 原節子、藤田進、大河内伝次郎、杉村春子、河野秋武、三好栄子、志村喬 110分/白黒/スタンダード
1947年 素晴らしき日曜日 東宝 植草圭之助 沼崎勲、中北千枝子、渡辺篤、菅井一郎 108分/白黒/スタンダード
1948年 醉いどれ天使 東宝 植草圭之助、黒澤明 志村喬、三船敏郎、木暮実千代、山本礼三郎、久我美子、中北千枝子、千石規子、笠置シズ子、飯田蝶子 98分/白黒/スタンダード
1949年 静かなる決闘 大映 黒澤明、谷口千吉 三船敏郎、三條美紀、志村喬、千石規子、中北千枝子 95分/白黒/スタンダード
野良犬 新東宝=映画芸術協会 黒澤明、菊島隆三 三船敏郎、志村喬、木村功、淡路恵子、河村黎吉、三好栄子、千秋実 122分/白黒/スタンダード
1950年 醜聞 松竹=映画芸術協会 黒澤明、菊島隆三 三船敏郎、山口淑子、志村喬、桂木洋子、日守新一、左卜全、小沢栄 105分/白黒/スタンダード
羅生門 大映 黒澤明、橋本忍 三船敏郎、京マチ子、志村喬、森雅之、千秋実、上田吉二郎、本間文子、加東大介 88分/白黒/スタンダード
1951年 白痴 松竹 久板栄二郎、黒澤明 原節子、森雅之、三船敏郎、久我美子、志村喬 166分/白黒/スタンダード
1952年 生きる 東宝 黒澤明、橋本忍、小国英雄 志村喬、小田切みき、日守新一、千秋実、田中春男、藤原釜足、左卜全、中村伸郎、金子信雄、伊藤雄之助、菅井きん 143分/白黒/スタンダード
1954年 七人の侍 東宝 黒澤明、橋本忍、小国英雄 志村喬、三船敏郎、木村功、稲葉義男、加東大介、千秋実、宮口精二、藤原釜足、津島恵子、島崎雪子、土屋嘉男、左卜全、高堂国典、東野英治郎、山形勲 207分/白黒/スタンダード 1955年 生きものの記録 東宝 橋本忍、小国英雄、黒澤明 三船敏郎、志村喬、青山京子、東郷晴子、千秋実、清水将夫、根岸明美、三好栄子 113分/白黒/スタンダード
1957年 蜘蛛巣城 東宝 小国英雄、橋本忍、菊島隆三、黒澤明 三船敏郎、山田五十鈴、志村喬、久保明、千秋実、太刀川洋一、浪花千栄子、佐々木孝丸 110分/白黒/スタンダード
どん底 東宝 小国英雄、黒澤明 三船敏郎、山田五十鈴、香川京子、中村鴈治郎、千秋実、藤原釜足、三井弘次、東野英治郎、渡辺篤、左卜全、清川虹子 125分/白黒/スタンダード
1958年 隠し砦の三悪人 東宝 菊島隆三、小国英雄、橋本忍、黒澤明 三船敏郎、上原美佐、千秋実、藤原釜足、藤田進、志村喬 139分/白黒/シネマスコープ
1960年 悪い奴ほどよく眠る 東宝=黒澤プロ 小国英雄、久板栄二郎、黒澤明、菊島隆三、橋本忍 三船敏郎、森雅之、香川京子、三橋達也、志村喬、西村晃、加藤武、藤原釜足、笠智衆 151分/白黒/シネマスコープ
1961年 用心棒 東宝=黒澤プロ 菊島隆三、黒澤明 三船敏郎、仲代達矢、司葉子、山田五十鈴、加東大介、山茶花究、河津清三郎、東野英治郎、沢村いき雄、志村喬、藤原釜足、夏木陽介 110分/白黒/シネマスコープ
1962年 椿三十郎 東宝=黒澤プロ 菊島隆三、小国英雄、黒澤明 三船敏郎、仲代達矢、加山雄三、小林桂樹、団令子、志村喬、藤原釜足、清水将夫、伊藤雄之助、入江たか子 96分/白黒/シネマスコープ
1963年 天国と地獄 東宝=黒澤プロ 小国英雄、菊島隆三、久板栄二郎、黒澤明 三船敏郎、仲代達矢、香川京子、三橋達也、石山健二郎、木村功、加藤武、志村喬、山崎努 143分/白黒・パートカラー/シネマスコープ
1965年 赤ひげ 東宝=黒澤プロ 井手雅人、小国英雄、菊島隆三、黒澤明 三船敏郎、加山雄三、山崎努、団令子、香川京子、桑野みゆき、二木てるみ、頭師佳孝、志村喬、笠智衆、田中絹代、内藤洋子、杉村春子、根岸明美 185分/白黒/シネマスコープ 1970年 どですかでん 四騎の会=東宝 黒澤明、小國英雄、橋本忍 頭師佳孝、菅井きん、三波伸介、伴淳三郎、芥川比呂志、奈良岡朋子、渡辺篤、藤原釜足、井川比佐志、田中邦衛、楠侑子、松村達雄、三谷昇、根岸明美、塩沢とき 140分/カラー/スタンダード
1975年 デルス・ウザーラ モスフィルム 黒澤明、ユーリー・ナギービン ユーリー・サローミン、マキシム・ムンズーク、シュメイクル・チョクモロフ、ウラジミール・クレメナ、スベトラーナ・ダニエルチェンコ 141分/カラー/70ミリ・ワイド
1980年 影武者 東宝=黒澤プロ 黒澤明、井手雅人 仲代達矢、山崎努、隆大介、萩原健一、根津甚八、大滝秀治、油井昌由樹、桃井かおり、倍賞美津子、室田日出男、志村喬 179分/カラー/ビスタ
1985年 乱 グリニッチ・フィルム=ヘラルド・エース 黒澤明、小国英雄、井手雅人 仲代達矢、寺尾聰、隆大介、根津甚八、原田美枝子、宮崎美子、野村武司、井川比佐志、ピーター、油井昌由樹、植木等 162分/カラー/ビスタ
1990年 夢 黒澤プロ 黒澤明 寺尾聰、倍賞美津子、原田美枝子、井川比佐志、いかりや長介、笠智衆、頭師佳孝、根岸季衣、マーティン・スコセッシ 120分/カラー/ビスタ
1991年 八月の狂詩曲 黒澤プロ=フィーチャーフィルムエンタープライズII 黒澤明 村瀬幸子、吉岡秀隆、大寶智子、茅島成美、鈴木美恵、伊崎充則、井川比佐志、根岸季衣、リチャード・ギア 97分/カラー/ビスタ
1993年 まあだだよ 大映=電通=黒澤プロ 黒澤明 松村達雄、香川京子、井川比佐志、所ジョージ、油井昌由樹、寺尾聰、小林亜星、板東英二、岡本信人 134分/カラー/ビスタ Yahoo知恵袋を見ていると、黒澤明は過大評価との声もある
しかし、「荒野の七人」「荒野の用心棒」「スターウォーズ」といった海外の名作は、
黒澤明がいなければ存在しなかったか全く違ったモノになっていたのは確かだ 岡本唐貴
黒澤明の洋画の師匠であり、白土三平の父でもある
黒澤や白土の造形感覚に、岡本からの影響はあるのだろうか
こういった研究はまだないのでは 国立映画アーカイブ開館記念 没後20年 旅する黒澤明
2018年4月17日(火)〜9月23日(日)東京都 国立映画アーカイブ
入館料:一般 250円 / 大学生 130円
30カ国にわたる映画ポスター84点を中心に黒澤と海外の関わりを示す資料も展示し、
その国際性に光を当てる同展覧会。「影武者」の東ドイツ版、「酔いどれ天使」の
ポーランド版、「赤ひげ」のキューバ版、「蜘蛛巣城」のイタリア版といった各国
のデザイナーが手がけたポスター群を観ることができる。
https://natalie.mu/eiga/news/277568 今度6月に4k上映あるけどやめよかな?
初めて用心棒や三十郎を見た時には
上映前の宣伝なんてなかった。
最近、TOHOシネマズは画質も音質も綺麗だが
バズスピーカーのせいでCMがうるさすぎる。
感興を削がれる思いだ。 ポスターといえば、実現しなかった「どっこい!この槍」はポスターが製作されていた
30万円だせば買えるよw 「どっこい!この槍」ポスター
http://blog-imgs-15.fc2.com/a/t/w/atwonder/5.jpg
「どっこい!この槍」を始め、黒澤の未映像化脚本は中国で映画化されるんだってね
「黒き死の仮面」も2020年の公開を目指す 用心棒で、ぬいを助け出した後に、
十何人もの仕業に見せるために、小屋の中を徹底的に破壊するシーン
あれは市民ケーンのオマージュ? >>11
製作費では期待できるかもしれない。
しかし質の面ではまだまだかも?? >>14
あれはケーンが奥さんに出て行かれてヤケクソで
徹底的に部屋を荒らしまくってるから
ニュアンス的にはちょっと違うかな? ウェス・アンダーソンとジェームズ・グレイはアメリカ映画の星だと思ってるが
その作風からウェスが黒澤好きだとは意外だった。
単なるリップサービスじゃなさそうだし
日本が舞台の映画ということで、製作するにあたりアンダーソン監督は「脚本家やスタッフとひとつの質問を自分たちに投げかけました。
『黒澤(明)さんなら、どうするだろうか』と。映画を作りながら努力したのですが、我々はこの問いに答えを出すことができませんでした。
しかし、黒澤監督の映画のインスピレーションなくして、この映画を作ることはできませんでした」と、改めて巨匠への敬意を口にした。
本作を制作にするにあたり、黒澤監督への熱烈なる敬愛を余すことなく表明しているアンダーソン監督は、
「新作『Isle of Dogs』は黒澤作品からの影響のほうが(ストップモーション・アニメーションより)大きいかもしれないね」と断言。
そこで、今回特別に日本のファンに向け、アンダーソン監督本人にお気に入りの黒澤作品を聞いてみると、
「もちろんお答えするよ! 挙げるとすれば、『天国と地獄』『悪い奴ほどよく眠る』『酔いどれ天使』かな」と、
意外にも混沌とした社会を見つめた人間ドラマやサスペンスが並ぶ。 あなたの最高傑作は?と聞かれると 、黒澤は常に次回作。と答えていた。
しかし、乱の時は、乱が私の最高傑作だ。と答えた。
乱以降の作品、夢、八月のラプソディーは、画家を目指してた頃の原点に戻って作ったのではないだろうか。映画を撮るというよりは、キャンバスに絵を描くような気持ちで。
まあだだよのせんせいは自分自身を画いたのだろう。
つまり、乱は映画監督黒澤明の集大成であり、
八月の狂詩曲と夢は、画家黒澤明としての実験的作品
まあだだよはあのせんせいは黒澤自身 「姿三四郎」の最初の方の矢野正五郎が門間の一問を川に投げ込むシーンがあるが
あれって2月ごろだったので
投げ終わるとすぐに投げられた俳優をお風呂に運んだとか。
「酔いどれ天使」で氷柱の前で木暮美千代がハンカチで扇ぐシーンも真冬で寒くてたまらなかったとか。
「七人の侍」の最後の合戦も2月に人工雨降らせてる。
全くやる事が破天荒だね。 「生きる」のブランコのシーンが真夏だったとか
まぁスケジュールの都合だろうけど
寒さを表現するには冬より夏の方がいいんだ、と強がってみたり 強がりかどうかは知らんが
「静かなる決闘」の冒頭の野戦病院のシーンの撮影は1月だったらしい
にもかかわらず、あの蒸し蒸しした嫌な暑さと、まるで空気中に細菌が充満しているかのような雰囲気を
醸し出してるのはたいしたものだ
あの状況では梅毒は実際には感染しない、とはよく言われているが
あの雰囲気醸成があるから、あ、そりゃ感染するわな、と思わせる説得力がある 「酔いどれ天使」は最後にヤクザの松永(三船)が更生するストーリーだったが
GHQの横槍で「ヤクザがまともになっては困る」てことで死ぬ。
逆に「静かなる決闘」は最後に医者(三船)がキチガイになるストーリーだったが
GHQの横槍で「医者が気が狂っては困る。」てことでまともに生きることになった。
とか書いてあった。 「静かなる決闘」で主人公が発狂する結末にGHQからクレームがついたことは
黒澤自身が語っているが、「酔いどれ天使」にGHQの横槍が入ったというのはデマ
実際には組合がクレームをつけ、脚本の一部の書き直しを余儀なくされたが
三船演じるやくざが死ぬという設定は元から変わっていない
三船演じるやくざが更生する、などという不自然極まりないデマをどこから仕入れたのか知らないが、
それでは久我美子の少女との対比が無意味になるではないか >>24
裏覚えで申し訳ないが
確かドナルド・リチーの本に載ってたと思います。
黒澤自身の言ではありませんでした。 あ、そうでしたか。失礼しました
ひょっとして、デマばかりレスしてる例の荒らしかも、と思ったので
今、「犬ケ島」を見終わったけれど、傑作でした。
数々の黒澤オマージュも心地よかった ウェスアンダーソンは天才だからな
天才は天才から学ぶんだよ >>26
いえいえ、気になさらないで下さい。
一緒に楽しみましょう。
リチ―の本は「乱」公開時に尼崎の図書館で読みました。
その後改変されて今でも手に入るみたいです。
黒沢明の映画 (現代教養文庫) 文庫 – 1993/4
ドナルド リチー (著), Donald Richie (原著), 三木 宮彦 (翻訳) 実はリチーの「黒澤映画の世界」は中学生の時に買って持ってます。
中学生にとって3500円の本はなかなかの出費だったけど
当時はとにかく黒澤についてもっともっと知りたかった。
で、「酔いどれ天使」の部分をざっと読んでみたけれど
松永が更生する、という記述は見つかりませんでした
気になったのは、リチーが松永の最期について、
真の英雄になると解釈していること
これ、違いますよね
その解釈は黒澤的倫理観にも黒澤のヤクザ嫌いにも反すると思う。
松永は所詮は下劣な存在で、結核と向き合えない臆病者で
無様な死にざまを迎えるチンピラなんだと思うけどなぁ〜 その通りで黒澤がヤクザとか不良の民を忌み嫌うのは
「用心棒」でその類を全部片付けることからもうががえます。
ただ、「酔いどれ」の松永が死んで逝くのは、見てて何か哀感がありますね。
三船敏郎本人が死んだ時あのシーンを見ました。
ああいう無様な生き方に共感して当時の三船にサインをねだる本物のヤクザも出てきたとか
黒澤明の写真集に佐藤忠男が書いてました。
それは黒澤のねらいにとっては寧ろ逆だったので
次作の「静かなる決闘」で三船に立派な医者の役をさせたそうですね。 三船が街を歩くと見ず知らずのチンピラが最敬礼をしたとか。
ところで、昔から三船の活舌は悪いので台詞が聞き取りにくいと言われてきたけれど
4K「七人の侍」で聞き取れるようになったということは、活舌ではなく当時の録音技術の問題だったわけで。
「蜘蛛巣城」の終盤、矢を射かけられた時の三船と部下のやり取り
「犬 裏切者、主君を殺すのは大逆ぞ」
「先の殿を殺したのは誰だ」
三船の台詞も聞き取れないが続く部下の台詞はもっと分からない
クライテリオンBDは持ってるが、東宝DVDを手放せないのは
日本語字幕があるから 「おぬし侍か?」
「さl+LF*+よ!」
て感じだったな。
でも松永のっ三船はちゃんと「ドアに手を挟まれたんだ」
とはっきりきこえる。
黒澤も「三船は声はバスのいい声だが発音に問題がある」
様なことを書いてた気がする。 そういえば3年前の日本映画・時代劇専門チャンネルの2チャンネルで放送された
黒澤の特集では字幕放送も楽しめてよかった。
特に「姿三四郎」の失われたシーンのうちで
月形龍之介が三四郎が足で洗濯しているところまで訪ねてくる最初の部分や
月形が轟由起子が一人の時に訪ねてあれこれいうところ、
和尚が三四郎に復習しに来た門間の娘(花井蘭子)を説き伏せようとするとこ、
など20分ほどが見られたのは幸いだった。
今出てるディスクではこれらのシーンが入ってるのかな? ロシアで見つかったフィルムを足した復元版はディスクになってますよ、とレスしようとして
念のためブルーレイを再生してみたら・・・・
無い、復元版が収録されていない
そんなはずはない、それを見た記憶があるし、と思ってしばし呆然
日本映画専門チャンネルには何年も前から加入しているけれどブルーレイを持ってるから
録画しなかったし・・・・
結論。 自分はDVDを持っていた。 DVDの特典として91分版が収録。
それにしても、こんな貴重なものをブルーレイに収録しない東宝って・・・
しかも、今回初めて気付いたのは、この復元版には野上照代さんのコメンタリーが付いていた。
15年前に買って以来、今日まで気づかなかった
気付くきっかけをくれた>>33さんに感謝 >>34
いえいえ、とんでもないっす。
DVDに収められてたんですね。
それにしても復元された箇所はやはり画質が悪いですね。
3年前の放送時にブルーレイ・ディスクに録画しましたが、
そもそも喪失してたものですから仕方ないです。
警視総監の菅井一郎のとこに志村喬がいるところで
試合を自分に譲ろうとさせる月形龍之介の場面もありました。 コメンタリーで、黒澤は青いカエル、とりわけ小さいカエル大っ嫌いで
三四郎が飛び込んだ池の蓮の葉の上のカエルのカットは人任せにした、というエピソードがおかしい
このデビュー作からワイプを使っているけれど
後年の黒澤の作風の変化はワイプの使用の廃止という観点からも語れるかもしれない
復元された場面で、とりわけ重要だと思ったのは
月形龍之介が轟由起子に金を渡す場面。
胸元に金を突っ込む、というセクハラまがいの下品なやり方がこの男の性格を表しているし、
それを突っ返せない轟由起子・志村喬親子の境遇が分かる
この復元版は、それでもオリジナルより6分も短いのが悲しい ワイプは弟子のルーカスが多用するようになって、かえって使い辛くなったかな 門間の娘とそれを捕まえた矢野門下とのやりとりがあったはず。
あと、その娘の出現で腑抜けになった三四郎に矢野が厳しい稽古をつけるところも。 「羅生門」で三船が京マチ子を初めて見た時のことを
「まるでにょぼさつのように見えた」と言うが
長年この「にょぼさつ」が分からなかった。
分かってしまえば、な〜んだと思うが
原作を読み直して「女菩薩」と判明 「姿三四郎」 当初の脚本では志村喬が演じる村井は死ぬことになっていたらしい。
そうなると以降の展開が全く違ってくるので信じがたい気もするが
これは野上照代さんの発言 >>39
初めて観た時が小学生くらいなら、そういう事もあるんだろうね
世界のクロサワといった気負いもなく、
自然体で作ったという意味では羅生門が最高傑作かなと思う
面白いかどうかは別として 「姿三四郎」で姿が「先生、先生、先生」と連呼するシーン
なんだか既視感があるなと思ったら、
「七人の侍」で勝四郎が仲間に加えてもらった場面だ
「師弟」は黒澤の終生のテーマであったわけだし そういえば「姿三四郎」と同年の「無法松の一生」も
宮川一夫のとこにあったネガで修復されたが、
昭和18年当時の内務省の検閲で削除されたシーンは
未だに見つかってない。 BSでは普通にちょくちょく放映してるけど
地上波はモノクロ映画だというだけで視聴率が取れないらしい
「酔いどれ天使」が話題になっていたので久しぶりにブルーレイを再生してみたけれど
ちょっと驚いた。
こんなにも映像が傷だらけだったとは・・・
この10年前の映画「大いなる幻影」などは、ネガが転々とした映画にも拘らず
ブルーレイは驚くばかりの高画質
我が国の映画に対する無理解が恥かしい >>46
「姿三四郎」は2年か3年前に日本映画専門チャンネルで
やってた。
「無法松」の阪妻版も割とやってるように思うが。。
三船バージョンや勝新バージョンもたまに見るが
やはり阪妻のが一番いい。 赤ひげで保本登が、おとよの面倒を見ていて看病疲れから痩せこけて、そして倒れる
あれは加山が飯も食わずにサーフィンをやって痩せたと、武田鉄矢がさっきラジオで言ってた 姿三四郎は検閲の時に小津が推したから完成にこぎつけたとか聞いたけど 「決闘鍵屋の辻」ないかな?
うちにビデオデッキないんだ。 >>51
村井半助の娘と三四郎が階段で下駄の緒を直したりしてるシーンで
検閲官ががやがやと騒ぎ出したそうだ。
そこで一番後ろで見てた小津の
「あ、結構でしょう」
の鶴の一声でOKになったらしい。
門間の娘の怯えるシーンとかは上映後にカットになったが
復元されて今はほとんど見れる。 >>54
「鍵屋の辻」の冒頭の5分、三船と志村が白塗りに「えっ!」となり
殺陣の軽さにがっかりしたが、そういうことだったのか
これはどうしたって全編を見たくなる >>53
じゃあ小津は恩人だね
全然ベクトルは違うけど両方天才 >>55
僕も見たい。
DVD化を望む。
54ありがとう。 ネットで映画を見ることに猛烈に抵抗がある。
それがパブリックドメインだとしても・・・
配信で見る習慣も無い
でも、DVDにもBDにもなっておらず、VHSは入手困難
BSでの放映予定も無い、となれば仕方が無いか・・・
「決闘 鍵屋の辻」全編
https://www.youtube.com/watch?v=7dnkVBrZuiY&t=1976s >>60
これはダウンロードすれば字幕も消えるよ。
Youtube上の英字幕だからね。 ニコニコ動画も普通に見てたらコメントが右から左へと流れるけど
ダウンロードしたら一切のコメントが消える。 用心棒の4k見てきたけど、画質音質ともに鮮明だな。
行くの躊躇してたけど、行って良かった。
椿も観に行こうかな。。。 「夢」の後の対談で宮ア駿は最後の水車について、自分が美術をやりたかった、と言ったが
黒澤はその真意に気付いたのか気付かなかったのか、スルーだった。
あれ、要するにメカニズムというものに多大な興味がある宮ア駿としては
あの水車に不満だったということなんだろうな あ、そうそう
今日、BS朝日で21時
「昭和偉人伝 勝新太郎&三船敏郎」 三船の部分だけ見た。
あとは脱落した。
梶芽衣子がおばはんになったな。 三船プロの設立は、三船自身が一国一城の主になりたかった、というよりも
東宝が製作リスクを軽減するためだったということが語られたのは良かった
つまり、黒澤プロの設立も同様の理由だったわけだし
他者のスターのプロダクション設立も似たようなものだったのだろうな 夢の水車とか笠智衆が座ってグダグダ説教臭いこと言うだけで最悪
あんたはそういうのを嫌ってたんじゃないかと言いたい 黒澤の説教「ごめんなさい、てーのやめろよ、入ってるんだぞ。おかしいよ、もっとちゃーんとやってーな。」
「ド素人がやってんじゃないんだ!」
「そんなもんいちいち言われなくたって直せよ!こんなものが見えてていいわけがないだろ。
君達もちゃんと見てろ!」
「あのねー、あんた下手なんだからね。下手なのがやってると邪魔になる。もっと向こうでやれ。」 その部分だけ集めて英訳つけてYouTubeで公開したら、今の御時世だと
「パワハラ監督」として全世界にショックを与えるだろうなぁ・・・。
特に欧米の左翼/ポリコレ連中が騒ぎだすはず。 コッポラは撮影所が民主的に変わったことについて
民主化はいいことだが映画作りは徒弟制でなくては伝えられないものだと言ってた
黒澤の場合は性格によるものが大だが 野上加山雄三対談
http://www2.toho-movie.jp/movie-topic/1003/09kurosawa_ts.html
…御殿場ロケがあったんだけれど、暇で仕方ないから、生えていた木を「これは切れるかもしれないな」と
思ってやったら、バスッと切れた。「お、切れるよ」なんて思って、それからも2、3本やったんだけれど、
そこに神保さんという小道具さんがかっ飛んできて、「おまえ、バカやろう! 刃こぼれ起こしたらどう
するんだ、なにやってるんだ!」と怒ってね。
そうしたら、その後ろから黒澤さんがスタタタとやってきて、「あ、こりゃまた怒られるかな」と思ったら、
神保さんの頭を押さえてひっくり返して「余計なことをするな!」。怒られたのは神保さんだったんだよ
(会場笑)。…「そうやって刀は覚えるものなんだ」と、黒澤さんはそう言ったんですよ(笑)。 黒澤からの影響を公言していた天才アレクセイ・ゲルマンの
「神々のたそがれ」のメイキング「PLAYBACK」を見ると
撮影現場での黒澤の怒号なんてまだまだおとなしいものだと思う。
ゲルマンの場合、このオッサン、狂ってる、と思わせるほど凄まじい。
そういう瞬間を意図的に編集しているのだろうけど
比較すると黒澤なんて静かなものだ 黒澤明の映画は「七人の侍」で規模・内容的に頂点を極め、それ以降は
緩やかな下降をたどったというのが大方の見立てだが、何で「七人」で
急激な突出をしたんだろう。
「羅生門」ベネチア受賞の弾みもあったんだろうけど、早坂文雄が生きて
いたら、もっと違う展開をしたかも知れない。 「羅生門」でグランプリ取った
↓
それを上回る「生きる」を作った
↓
更にそれを上回る「七人の侍」を作った。
この3段階だろうな。 例のキチガイジジイが来なくなって平和になったスレで
乱暴な物言いはしたくないが、極度の浅墓さゆえの見当違いな空疎なレス内容を
『大方の見立て』と言われた日にゃ〜 オマエ、何様? と言わずにはいられない
そいつに言わせると、「七人の侍」以降は緩やかな下降、らしいがwww
こいつ、本当に映画を見てるのか?
「蜘蛛巣城」は黒澤作品中、最高の完成度
「どん底」は、演出家・黒澤の巧妙な演出術の達成度のひとつの頂点
「用心棒」は娯楽に徹した映画だが風格すら漂っている。
「天国と地獄」は世界犯罪映画史上最高の一本
そして全ての集大成と言える「赤ひげ」
これ以降、成熟した黒澤はバカには理解不能な映画しか作らなくなるが
「影武者」「乱」という二大傑作を生みだした。
最後の「まあだだよ」に横溢する過剰さは老いを超越しているし、
冒頭、教室のドアのアップに生徒のざわめき、始業のベル、これだけで
深く『映画』を感じさせた。
そんな境地に達していたことを思うと、もう一作見たかった。 >>82-83
そういう話をしてるのじゃないし、それらの作品のどれが
<主人公が7人以上いる規模の「作劇」>なのか、説明よろ。 >>85
ちなみに「蜘蛛巣城」は「七人の侍」より規模・内容的に突出してるのか?
世界的評価も「七人」より上なのか? >>84
オレ、目が悪いのかなぁ
オマエが<主人公が7人以上いる規模の「作劇」>
とやらを語ってるレス、見つからないんだわwww >>82
「赤ひげ」までの評価については同意するが、それ以降については私の意見は異なるな
その内容については別のタイミングにするけど、世の中色んな考え方の人が居るのだから、
他人を侮辱するのは如何なものかと思う
その結果がどうなるのかは君はよく判っている筈 >>82
>「蜘蛛巣城」は黒澤作品中、最高の完成度
これは言えてる。黒澤作品で一番無駄が省かれてる。
凝縮した完成度だ。その点では「七人の侍」より上。
>「どん底」は、演出家・黒澤の巧妙な演出術の達成度のひとつの頂点
これは元々が戯曲なのだから、それを壊さない様に作ったと言える。 自分の無知と無感覚に気付く能力が無いにも関わらず
居丈高に上から目線でものを言う野郎に
身の丈を教えるのは、大人の役目だよ >>92
そう言うの、マジ止めて欲しい
色んな考え方、黒澤明への思いは人それぞれ では、阿保が映画を貶すのは我慢ならんという
私の考え方、思いも尊重して頂こうかな >>94
別に考えるな思うなとは言っていない
乱暴なもの言いでスレを荒らすのを止めてくれ、と言っている じゃ、あんたがネタふってスレの流れを変えてみな
私にはアンタが、スレが荒れぎみの時だけでてきて
退屈な説教かます偽善者にしか見えないけどな
ある意味、荒らしよりたちが悪い それでは「どですかでん」以降の黒澤映画で、他の映画作家にリスペクトや引用されている物が有るなら教えて欲しい
「七人の侍」「用心棒」「椿三十郎」は盗作(?)、リメイク作品がある
「隠し砦の三悪人」は「スターウォーズ」の元ネタになった
「悪い奴ほどよく眠る」冒頭は「ゴッドファーザー」で、「天国と地獄」の竹内が藪から顔を出すカットは「地獄の黙示録」でリスペクトされたシーンがある
「どですかでん」以降、別の作家による映画製作上の援助や協力は有っても、完成作品をリスペクトしたと言う話は知らない 技巧だけを見るなら>>82でもいいけどね
時代性とか観客、一般大衆の共感を得るという面では
だんだん掴めなくなっていってる。50も過ぎればみんなそうだけどね
それをバカには理解不能で片付けるのも馬鹿な話 前スレでも一般大衆がどーのこーの言ってる奴いたけど
あれ、アンタ?wwww
その前のレスはウィキのコピぺか?
厨くさくてかなわん >>98
そう、晩年の黒澤明が往時の様な面白い映画が作れなくなっていったことが私の研究課題
東宝の映画作りのシステムが崩壊していき、阿吽の呼吸で支えたスタッフたちとの関係が崩れたことが、その一因だろうと考えてる
「虎、虎、虎」の悲劇はその典型
後に以前のスタッフの一部は戻るけど、黒澤にもの申す人が居なくなってしまったんだろう
「まあだだよ」は往時へのノスタルジーとしか思えない
、、、と言う話を静かにしたいだけなんだよw ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています