『ファイナル・デスティネーション』シリーズでプロデューサーを務めるクレイグ・ペリーが、企画進行中の第6作(タイトル未定)の構想を明かしている。米Digital Spyとのインタビューで語った。

本シリーズは、自身の命を奪う事故を予感し回避した若者たちが、決して逃れられない“死”の運命に次々と襲われるスプラッターホラー。
これまでに全5作が発表されており、シリーズ累計興収7億ドルを超える好成績を残している。第6作の企画の存在は、2019年1月より伝えられていたもの。作品において肝となる舞台設定について、クレイグは以下のように語っている。

「救命救急士や警察、消防士など、ファーストレスポンダー(緊急初期対応者)の世界で起こる物語をなんとなく考えています。
 こういう人たちは、日々前線で“死”に対応し、人間の生死が懸かった判断を下していますよね。
 そういった世界が『ファイナル・デスティネーション』に面白い具合に入り込んで、上手い形でユニークなアクションシーンを生み出すんじゃないかなと考えてます。」

各作品ごとのシチュエーションが見どころの1つである本シリーズは、これまでに、高速道路が舞台の『デッドコースター』(2003)、ジェットコースターが舞台の『ファイナル・デッドコースター』(2006)、
サーキット場にて描かれる『ファイナル・デッドサーキット 3D』(2009)、吊り橋で繰り広げられる『ファイナル・デッドブリッジ』(2011)と、様々な設定で観客を震え上がらせた。

「シリーズを再創造する内容」になると言われる本作の脚本を執筆するのは、『ソウ』シリーズの第4〜7作を手がけたパトリック・メルトン&マーカス・ダンスタン。
本シリーズで原案を務めたジェフリー・レディックは「クレイグは、クレイジーな冒頭とアクションシーンを思いつく天才なんです。本作で起こることを幾つか話してくれて、かなり楽しいものになると思います」と自信を見せている。

https://theriver.jp/final-destination6-idea/