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【A24】グリーン・ナイト-The Green Knight-
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0114名無シネマ@上映中垢版2022/12/05(月) 02:07:12.34ID:GEXTIvgB
母親がグリーンナイト召喚して仕向けたように見えたけど、
愛する息子への試練って事でいいのかな?

それはそれとして、あの息子が首切りゲームに参加した動機がよく分からず乗り切れなかった。
首を切られにいく旅(約束)って何なんだよ
0115名無シネマ@上映中垢版2022/12/05(月) 04:13:15.09ID:XxnkvhDG
セリフ少ないのに引き込まれてしまう圧倒的な映像美で魅せる、ダークファンタジー!
絵で見せる構成に、A GHOST STORY の監督だなと感じた。

アーサー王伝説群の影響を受けて書かれたとされるガウェイン卿と翠の騎士をトールキンが解釈した形で現代英語に訳した原作をデヴィッド・ロウリー監督が映像化している。
なので、大元の原典から大胆に脚色されている。

騎士に憧れる若者を成長譚であり、死生観の示唆に富んだエピソードが散りばめられていて中世ファンタジーが好きな人には堪らないんじゃないかな。
舞台美術のクオリティが素晴らしいので、世界観に入り込みやすいし、メタファー多めの設定も楽しい。

バリー・コーガンの正しすぎる使い方も最高だった。
あと、キツネが可愛い。
キツネのシーンが多いのは単なる監督の趣味なのも良い!
0116名無シネマ@上映中垢版2022/12/05(月) 06:42:42.41ID:wqONZG4R
>>114
じゃあ俺とゲームしようぜ
先攻俺ね 
0117名無シネマ@上映中垢版2022/12/05(月) 13:30:52.15ID:e+3RQbEz
>>110
走馬灯というよりは未来の出来事の予測であるから
ここで逃げたらどうなると考えた上での覚悟と考えると結構格好いいと思ったよ
0119名無シネマ@上映中垢版2022/12/05(月) 17:55:19.65ID:qni8UoTH0
全然って言うほどでもないけど本当に原作読んだの?
0120名無シネマ@上映中垢版2022/12/05(月) 19:04:31.02ID:GtSAmspu
今週末見る予定
0121名無シネマ@上映中垢版2022/12/05(月) 19:45:44.68ID:8SIEtdcs
クリスマスを祝うくらいキリスト教が浸透しているけど、ケルトの魔女も共存
しているという世界観なのか。
0122名無シネマ@上映中垢版2022/12/05(月) 20:17:06.47ID:xRf3sT2E
>>116
意気揚々と名乗りを上げたまではいいけど、その後のヘタレっぷりを見ると違和感しかなかったな
急にキャラ変したみたいな
0124名無シネマ@上映中垢版2022/12/06(火) 04:35:40.90ID:FLTqaCUl
「ガウェイン」という名前の、英語での発音が知りたいという、理由で観に行きました。
おおもとの話はほとんど知らず、円卓の騎士だし、なんかかっこいいんだろうと思ったら、全然そんなことはなかった……!

ぐでっとした冒頭で、騎士になる前、ガウェイン成長物語ということを知り、経過を見守るも、まさか……終始ダメなやつでは……も思ったら、わりとまさか寄りでびっくり。

個人的にガウェインのターニングポイントいくつかあると思っていて、1つ目は緑の騎士との決闘、ギネヴィア(?)が「勇気を出せ」って言ったとき。勇気ってなんだったんだろう。「立ち向かう勇気」ではなく、「決闘を降りる勇気」だったんじゃないかなと。ガウェインが緑の騎士の首を切り落としたときの、アーサー王の落胆したような表情が印象的で、心に引っ掛かる場面だったなと感じました。

2つ目は旅立ちの前、恋人が「善性だけあれば良い」と言ったとき。騎士の矜持よりも名声よりも、大切なものがあるんじゃないかと問いかけるような台詞だなって。

3つ目はキツネとの問答。細かい台詞覚えていないけど、やっぱり
矜持か命かみたいな問いかけだったなと思ったり。
0125名無シネマ@上映中垢版2022/12/06(火) 04:36:02.44ID:FLTqaCUl
最後は緑の騎士との対峙。これに関しては誰とどうこうではなく、ガウェイン自身の自問自答。結果的に母モルガン、館のご婦人からもらった緑の腰布を外すことで、ひと皮むけたのかなと。保身というか、真の矜持みたいな。
このときの緑の騎士の表情がなんとも言えなくて……!実質、目だけなのだけれど、きらきら柔らかくて優しい感じが凄かった……!

館でのご婦人の「赤は緑に勝てない」的な台詞も含めて、力(暴力とか権力?)を否定する内容なのかなと感じたり。実際ガウェインがかっこいい(というと語弊がある)ところ全然なかったし、何の解決にも結び付いていないように感じたから……。

見た限り、モルガンのアーサー王(国)への憎しみを感じる反面、ガウェインへの愛情も感じて、そのあたりは、腰布も含めてまだ判断がつかないのだけれど、周囲や自身が抱える矜持に流されて、緑の礼拝堂までやってきたガウェインの最後の選択を見るに、母のあらゆる方面への呪いに近いのかもしれない。境遇への憎しみ、子への縛り、ほかにも色々あるのかも。

緑の騎士との対峙からガウェインの破滅までのくだりは、胸くそ悪くて、このまま終わるのか……と1人絶望していたのだけれど、最後にスッと掬い上げられた感じがして不思議な感覚でした。なんか本当に、胸に溜まった胸くそ成分かをふわっと取り除かれた感じがして、やられた感凄かったです。

なんで?どうして?全然わからん!という部分もあったので、考察みたり、書籍読んだりしてみようと思います。
キツネ可愛かった。
0126名無シネマ@上映中垢版2022/12/06(火) 05:19:41.83ID:bTjired0
刺さった何かがまだ抜けない
一度で良いと思ったんだ、その方が余韻も含めて味わえると思ったから
でも駄目だ
どうしてもズキズキして、どうにも戻ってこられないから…来週追いナイトしてくる
ガウェインは生きてた
必死に生きて、生きて、幸せな夢を抱いて生き抜いたんだ
0133名無シネマ@上映中垢版2022/12/07(水) 15:15:40.51ID:tOPDzkst
芸術性を高めることに注力したけど
元の叙事詩の持ち味は損ねた気がする
0134名無シネマ@上映中垢版2022/12/07(水) 19:56:29.74ID:14Wo1k5r
アーサー王伝説ってのは
中世の人が勝手に書いてた
同人誌の総体みたいなもんなんだね
0135名無シネマ@上映中垢版2022/12/07(水) 20:01:07.08ID:14Wo1k5r
だから現代の作家が書く場合も
設定や解釈はけっこう自由でいいのでは
0136名無シネマ@上映中垢版2022/12/07(水) 21:21:46.84ID:QbUNBguG
人が書いた同人誌なのは聖書もギリシャ神話も一緒やし
0137名無シネマ@上映中垢版2022/12/11(日) 03:12:26.92ID:hqp7iaA9
期待してたのにこんな眠くなる映画だと思わんかった
年内ワースト作品かも
パンフ買わなくて良かった〜
0138名無シネマ@上映中垢版2022/12/11(日) 03:17:58.36ID:0c5E45bp
映像のレベルが高くてもお話のレベルが酷いと全く楽しめないって勉強になった
閣下ご乱心で制裁対象かもしれないけれどちょっと前にやってたロシア発のファンタジーの方が楽しめた
0139名無シネマ@上映中垢版2022/12/11(日) 08:49:54.98ID:2HIRfFAw
日本人にはハイコンテキストすぎるかもね
0141名無シネマ@上映中垢版2022/12/11(日) 18:50:03.14ID:9wBjR+66
観てきた
なんともコメントの難しい映画やねえ
0142名無シネマ@上映中垢版2022/12/11(日) 19:18:29.71ID:syLWqKIW
映像や雰囲気は素晴らしいんだけど円卓の騎士ガウェイン卿の物語と思うとガッカリ映画
0143名無シネマ@上映中垢版2022/12/12(月) 20:50:19.90ID:0XBo6rTq
荒涼とした風景はLAMBで見たばかりだったから映像も今ひとつ
物語は原作を全く知らぬまま見たので難解過ぎた
0144名無シネマ@上映中垢版2022/12/12(月) 20:54:37.38ID:gwnnKgNV
クリスマスまで上映してくれ
0145名無シネマ@上映中垢版2022/12/12(月) 21:31:18.90ID:IsHM64p4
断る
0148名無シネマ@上映中垢版2023/01/13(金) 00:12:46.92ID:mM03aUFG
美しい雰囲気映画かと思ったら
終わり方は落語みたいでちょっと面白かった
あの緑の騎士の台詞は「首を落とす」とかけた言葉遊びってことでいいんだよね
0149名無シネマ@上映中垢版2023/01/22(日) 06:54:41.62ID:bFeBIOUU
さすがA24、映像美の限りでした。

アーサー王の甥である主人公ガウェインが、騎士としてたくましく成長するというのがこの映画の筋ですが、ストーリーは淡々と進んでいった印象。

ラストで緑の騎士から逃げると、それが恥となり人生を生きることを理解したガウェインは、斬首を受け入れる。
ガウェインの覚悟を見抜いた緑の騎士は、彼を認め、故郷へ返す。
この一度は死を覚悟した経験が、今まで放浪を続けていて騎士になれないガウェインを成長させることとなった。

ガウェインの旅の道中に起こる不思議な出来事の数々が、ダークファンタジーの世界観を創り出していて、とても興味深かった。

緑の騎士がCGではなく、特殊メイクで撮影してたということが1番の驚き。
0150名無シネマ@上映中垢版2023/01/26(木) 22:53:52.51ID:kSt5U93X
アーサー王の甥、サー・ガウェイン(デブ・パテル)。 その怠惰な性格からか、いまだ正式な騎士になれず、惰眠を貪るような毎日を送っていた。 いつもと同じく女とのけだるい時を過ごしていたクリスマスの日、ガウェインは騎士たちが集うアーサー王の円卓に招かれた。 宴もたけなわな中、人間とも精霊とも区別がつかない異様な風貌の緑の騎士(グリーン・ナイト)が現れ、
騎士たちに「首切りゲーム」を持ちかける。 挑発に乗ったガウェインは緑の騎士の首を斬り落とすが、騎士は切り落とされた首を拾い上げて、ガウェインに「1年後に会おう。今度はお前が首を斬られる番だ」と言い残して去っていく。 さて、1年後・・・ といったところから始まる物語で、
西洋でおなじみの「死神との約束」の物語。 この物語には、おおよそ活劇シーンはなく、どちらかというと怪談めいた雰囲気で進むのが特徴で、そこいらあたりは心得ておかないと、「全然つまらないじゃないの」なんてなってしまいます。 さて、1年後、約束を果たすべく決意したガウェインに、母親は呪を掛ける。 「魔術を掛けた緑の布を腹に巻いて行け、この布を巻いている限り、そなたの首はつながったままだ」と。
旅をする中で、ガウェインが必要とする3つのアイテム(腹布、大刀、馬)を失い、それが再び現れるのも約束事で、この手の趣向は現代のゲームにも取り入れらていることでしょう。 『セインツ 約束の果て』『A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー』のデビッド・ロウリー監督は、この物語を凝った画面と鷹揚としたテンポで描いていきます。
0151名無シネマ@上映中垢版2023/01/26(木) 22:54:05.35ID:kSt5U93X
緑の騎士の館にたどり着いたガウェインは、「首切りゲーム」を再開すべく、緑の騎士の前に跪くが・・・ その後の映像表現は『チキンとプラム』『ラ・ラ・ランド』でも用いられた手法。 (ここではフラシュバックではなく、フラッシュフォワードだが) で、オチがやってくる。 むふふふ、落語のようだね。 こういうの、好き。 劇中でも語られるが、緑の騎士は文明に対する自然の暗喩で、「自然は人間の文明を飲み込み壊す存在」というのが西洋的考え。 ここいらあたりは日本とは異なりますね。 また、騎士たる者は、死を賭してでも約束は守らなければならない、約束を守ることこそが騎士の務めで、その精神は現代の契約社会に通じているのでしょうね。 ちょっと暗いシーンが見づらいのは難だが、面白かったですよ。
0152名無シネマ@上映中垢版2023/01/27(金) 13:21:55.42ID:dfjMh28M
作者不詳の「サー・ガウェインと緑の騎士」が原作。
以前に原作を手にした際に(J・R・R)トールキンの◯◯の様な謳い文句で非常に紛らわしい売り方をしていて印象がよろしくなかった。

アーサー王の甥、ガウェインを主人公にダークファンタジー的な童話を思わせる語らいで、かなりな観客を振り落とす内容は原作のあらすじだけでも知っていると印象は大分違う。
130分の尺で描きながら緑の騎士が何者だったのかを描かない点はモヤモヤするかもしれないが自分は大いに楽しめた。
0153名無シネマ@上映中垢版2023/01/27(金) 21:30:53.91ID:7FMDSKbA
最近ダークファンタジー系見れること多くて嬉しい!

とっても良かった〜〜。最後がお茶目でかわいい〜〜🫶
分かりづらさはあったけど、この映画で伝えたいことはとてもシンプルで良かった!

初めて行った映画館だったけど、音がめちゃくちゃ良くてびっくりした!!
0154名無シネマ@上映中垢版2023/01/28(土) 00:25:22.03ID:ET6dfnkt
「葉隠」に書かれている「武士道とは死ぬことと見つけたり」という言葉は、割と広く知られていると思う。主君に忠誠を尽くすという意味では、騎士道の精神性も似たようなものだ。武士も騎士も国のために命を惜しまないことが美徳とされる。
 兵隊もヤクザもいつ死んでもいいと覚悟を決めておかなければならない点で、武士道や騎士道の精神に通じるものがある。天皇陛下万歳と叫んで突撃したり、親分のために体を張ったりするのは、忠誠を尽くすためであり、あるいは忠誠を尽くしているように体裁を整えるためである。
 共同体や組織が危機に陥ったときに、忠誠心を発揮して共同体を救うという話は、それほど想像力を働かせなくても誰でも思いつく。だからたくさんの物語が誕生した。他の組織や共同体も絡むから、割と簡単に立体的な物語になる。ある意味で喜劇的だが、物語の中ではあまり注目されないその他大勢は、現実ではたくさん死んでいる。忠誠心が生み出すのは悲劇でしかない。

 本作品はやや変化球ではあるが、そういった物語のひとつだと言っていい。主人公のガウェインが、簡単に諦めてしまう弱い心、魔法に頼る依存心、逃げ出したいという卑怯な心から脱し、約束を果たす勇気を獲得する過程を描く。
 こういうファンタジーはどうしても国家主義やファシズムに精神性が直結している。では現代の観客に受け入れられないかというと、意外に受け入れられると思う。それは現代人にも国家主義やファシズムの精神性が残っているからで、サッカーで自国のチームを応援する精神性と同じだからだ。危険な精神性である。イギリス人で言えば、ウィンストン・チャーチルの人種差別主義、帝国主義に通じる精神性だ。
0155名無シネマ@上映中垢版2023/01/28(土) 00:25:32.14ID:ET6dfnkt
しかし本作品はそれだけではない。1年前の約束を果たそうとするガウェインに様々な困難が降りかかる。王国が栄える陰で、死んだ沢山の人々の屍体が描かれる。ガウェインが得たのは忠誠心ではなく、ある種の厭世観だったのではないか。
 王国は他国を侵略し、略奪する。自国の民衆からさえも搾取する。そうやって得られる繁栄に何の意味があるのか。ガウェインの苦悩がありありと感じられる。

 デブ・パテルの演技は相変わらず上手だ。インド系のこの俳優に主役をやらせたことに、国家主義者が抱く人種差別の精神性をからかう意図があったように感じられた。とても多義的な作品だから、どんな意図があったとしても不思議ではない。アリシア・ヴィキャンデルにひとり二役をやらせたのも、主役のガウェインの二面性に合わせた相手役という意図だろう。この人も演技がとても上手で、幼い精神性のガウェインを可愛がる二人の女性を好演している。この二人の演技が作品に奥行きをもたらしたと思う。
0156名無シネマ@上映中垢版2023/01/28(土) 12:11:00.47ID:EZrYdDun
2021年のアメリカ&カナダ&アイルランド合作の映画(130分、G) 作者不詳の古典『サー・ガウェインと緑の騎士』をモチーフにしたひとりの男が騎士になるまでを描いたヒューマンドラマ 監督&脚本はデビッド・ロウリー 物語の舞台は14世紀のイングランド そこにある娼館で目覚めたガウェイン(デヴ・パテル)は、アーサー王(ショーン・ハリス)
の甥であるものの、騎士にもなれず不甲斐ない毎日を過ごしていた ある年のクリスマスの夜、アーサー王の宴席に招かれたガウェインは、王の余興のために「緑の騎士(ラルフ・アイネソン)」と呼ばれる異形の伝説と剣を交えることになった 緑の騎士は「俺と戦って、俺に追わせた傷を覚えておけ」と言い、「来年のクリスマスにその傷を受けるために俺を訪ねろ」と告げた ガウェインはその脅しに屈することなく、
緑の騎士の首を切り落とし、彼の持っていた斧を手に入れることになる だが、それから1年経っても、ガウェインは騎士になるどころか、遊び呆けて時間を潰していたのである クリスマスを控えたある夜、病床に臥すアーサー王に呼ばれたガウェインは、「約束を果たせ」と旅路へと向かわされる 王の命令とあって、やむなく出発したガウェインだったが、その道は前途多難の道だった いきなり盗賊(バリー・コーガン)に身包みを剥がされたり、謎の女性ウィニフレッド(エリン・ケリーマン)の頭蓋骨を探しに池に潜ったりと不可思議な出来事に遭遇する
そして、その先には恋人エリン(アリシア・ヴィキャンデル)とそっくりの女性・奥方(アリシア・ヴィキャンデル)とその主人(ジョエル・エガートン)との奇妙な一夜が待っていたのである 映画は原作を少し改変しているものの、ほぼそのままに近い印象
0157名無シネマ@上映中垢版2023/01/28(土) 12:11:24.96ID:EZrYdDun
原作のモーガン・ル・フェイにあたる役割をガウェインの母(サリタ・チョウドリー)が担っている感じで、「母親が召喚した緑の騎士」というテイストになっている
なので、どこか「母親離れ」的な意味を含んでいて、それがそのまま自立した男として生きる道に通じているような印象を持ってしまう それはそれで間違いではないものの、自分の弱さと向き合う後半の起点となるのが母親というところが本作のこだわりなのだが、このテイストが合わない人がいるような気はした
映画は美術、世界観、雰囲気どれをとっても最高なのだが、いかんせん「画面が暗い」ので目が疲れる 人物はそれほど多くはないので混乱はしないものの、細かな描写を観ようとすればするほどに視神経が持っていかれる印象があった そこそこ長いし、スローテンポなので、休養はたっぷり取ってから
臨んだ方が良いのではないだろうか また、いろんなところで「タロット関連」が登場するので、そのあたりの知識があった方が楽しめる印象 原作に関しては、ガウェインのキャラ造形が違うので、読んでいない方が先入観がなくて良いのではないかと思った 好みは分かれそうな感じではあるものの、絵作りにこだわりが結構すごいのと、後半のあるシーンで「ガウェインの鼓動」が重要になってくるので「音響の良い設備」の方が堪能できるのではないだろうか いずれにせよ、今さら「サー・ガウェイン」
をA24が?と思ったものの、直球じゃないところは経営陣の好みだったのかなと思った 個人的にはどちらとも言えないという感じの映画なのだが、最後の緑の騎士のセリフ「Now, Off with your head(それでは、首とともに去れ)」が超
カッコよかったので評価を少しだけ上げたい エンドロール後にも映像があるので、見逃さないように注視したいが、これってオリジナル要素なのかあと思った
0158名無シネマ@上映中垢版2023/01/28(土) 23:00:11.38ID:7eL40SHf
キツネ様以外は隙のない映像美。退屈とおっしゃる方々も多いですが、本邦の説話集や近藤ようこの漫画が好きな自分にはとても楽しめる作品でした。アーサー王やロビン・フッドの世界が好きな方はもちろん、安寿と厨子王、小栗判官、身毒丸の話にワクワクした方なら必見です。コクトー作品の匂いを感じとる方もおられるようですね。客人として遇されるあの館の人妻とのやりとりは、直截的な映像やセリフはありませんが、ドキドキするエロスの香りも心地よいです。  大魔神かよ、と思わせる風体の緑の騎士、結局何者なのかは明かされませんが、お話の結末は全くもって因果応報、仏教説話そのものですね。  終始、陰気で不毛なブリテンの大地を、情けなくてカッコ悪いボンボンが一発逆転を狙って流離う、ガラスのない狭い窓から差し込む曇天下の心もとない自然光と、蝋燭の光だけにかすかに照らし出される、夢とうつつの境界で繰り広げられるもの悲しいファンタジー、つかの間の現実逃避が出来て楽しかったです!
0159名無シネマ@上映中垢版2023/01/29(日) 20:00:40.81ID:Aiv/QwJu
アーサー王夫妻の「私たちはお前の可能性を信じちゃいけないとでも?」みたいな焚きつける姿勢と中世のインフルエンサー稼業。

うつし世の時空感と夢とが『サラゴサの写本』よろしくマーブル状で、永い年月をかけて静かに朽ちるのも何かや何かを噴出しながら刹那に散るのも大きな違いはないのだよ、という価値観が見える。ただ個人的にはキッスと射精は等価じゃないと思うんだけどな。
0160名無シネマ@上映中垢版2023/01/30(月) 22:56:43.47ID:CnsQ4Sac
絶賛している人でも ウトウトしかけたとか、眠りかけた、ちょっと寝た・・・ なんて言ってる人が多い ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ じゃあ ツマンナイんじゃないいいいい!!!!!! 正直になろうよ!! 別にバカだと思われてもいいじゃない。 ガサツでバカで、アート映画を理解する能力がないでいいじゃない。 金払ってんだから。 まずいラーメン褒める奴いないだろう。 まずいはまずい、つまらんはつまらんと正直に言っていいんだよ。 自分にリテラシーがないからと忖度する必要ない。 料理の知識ゼロでも、美味いものは美味いじゃないか!! 映画だって同じだよ、知識見識無くても面白くないならそれは料理人の責任。 クッソツマンナイ映画。それ以上でもそれ以下でもない。 絶賛してる人も、きっと来年には忘れてる。 人生ナンバーワン映画には絶対ならないと思う。
0161名無シネマ@上映中垢版2023/01/31(火) 10:25:49.04ID:Qg5Cf7tp
映像やってるかたから昨年ナンバーワン映画と勧められていなければたぶん見ませんでした。

映画館で見てよかった、音と光と映像が素晴らしいアーサー王のへなちょこ甥っ子の物語。やはりストーリーがあまり好みではなく、同行者はすこし退屈したというか長く感じたそうです。まあそうだよね。見終わってから「ア・ゴースト・ストーリー」の監督と知りさもありなん、と思った。

いま朝に明けてゆくビル群を眺めながらこれを書いているが、そういう風景を見なれていると村、森、動物たち、すこし恐ろしいものたち、が強烈に恋しくなったりする。いつでもこの現世に帰れるならば、ガウェインの世界に迷い込むのも悪くないかもしれない。巨人のシーン、ずっと見ていたかったしきっと忘れない。

しかしこの時間は田町でガサッと人が降りるんだな。映画には関係ないけど新しい発見をしました。
0162名無シネマ@上映中垢版2023/02/02(木) 12:24:54.21ID:ppEsPmEM
原作「ガウェイン卿と緑の騎士」をもとにする映画です(作者不詳、14世紀のイギリスで成立。現代の英語に翻訳したのが、トールキン)。これら作品のさらに大元(おおもと)は当然「アーサー王物語」です。

他の方も書かれている通りのダークファンタジーもの。
日本ではちょっと該当するカテゴリや、参考になるゲーム・小説などがないなぁ…という印象です。一般的に想定される(ライトな)ファンタジーものとは違いますので…。

映画としては字幕がやや読みにくい(ただこの原作の根底に流れるものがキリスト教文化であり、それを前提としているため、仕方がない部分もある)点はあるものの仕方なし、というところです。
また、上記に書いたように14世紀のころの作品の映画化であるため、字幕そのものもマニアックならセリフ(元は当然英語)も極端にマニアックな語が登場し(特にキリスト教文化、騎士・貴族文化等。単語関係で押してくる)、「やや」日本で放映することを想定していないのかなぁ…という印象はありますが、それでも今週(11月5週)は数が少ないし、迷ったら推せる一本です。
0163名無シネマ@上映中垢版2023/02/02(木) 12:25:06.86ID:ppEsPmEM
この作品には「特殊すぎる」論点が含まれていて結構そこがわかりにくい(というか、何が正解なのかよくわからない)点があります。さっそく採点いきましょう。

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 (減点0.4/理解が困難/「今日は12月21日なんだ」(セリフ(英語)もこの通り))

 ・ まず、上記にも触れた通りキリスト教文化で、「今日は12月21日なんだ」からもわかる通り、クリスマスといった語も登場します。

 一見すると「何がそんなに減点対象なのか」と思う方も多いかなと思います。

現在多くの国で使われている暦は「グレゴリオ暦」です。主に文化が発達したヨーロッパでは1582年までは「ユリウス暦」という別の暦法が使われていました。しかしこのユリウス暦は「うるう年」の決まりに欠点があったため、1582年にグレゴリオ暦が定められ、以後各国が導入するまで(イギリスはなんと1750年(52年説あり))は、当然「年」に関しては正しい理解ができますが「何月何日」という部分は、どちらの暦を参照しているかによって理解、つまり、「今の暦でいう何月何日なのか」ということがわからなくなってしまいます。それも1日違いとかというならまだしも、実は-2日(今より早くなる)から10日(今より遅くなる)幅が非常に大きいからです。

 しかし、「12月21日」と「クリスマスがやってくる」というセリフからは、当然のごとく「12月21日」が(1年の中では)早くやってこないと文脈、また、ストーリーと理屈が合わなくなるので、この「12月21日」が何を指すのかはかなり微妙です。
0164名無シネマ@上映中垢版2023/02/02(木) 12:25:37.61ID:ppEsPmEM
※ 一見すると、「クリスマス」という語が出るため、こちらから逆算できるのでは?と思われるかもしれませんが、クリスマスの日もまた、実は暦法の影響を受けるため、これを軸に決めることはできません。

 ・ 今のグレゴリオ暦であると考える場合(暗黙に変換がかかっている場合) → 知識がある人が混乱するだけで不十分な字幕。
 ・ 当時のユリウス暦であると考える場合(変換を要すると考える場合) → 現在のグレゴリオ暦では12月29日になる(14世紀イギリス(ロンドン基準)ではいつをとっても同じ)が、それこそ誰もわからない

  ※ このように、1582年以前(または、各国ごとに導入年が異なる場合、それ以前)の暦を、グレゴリオ暦に直す考え方・暦の概念を「遡及グレゴリオ暦」といいます。

 …という特殊な論点が存在し、「いずれの解釈も一応可能」であるものの、ここまでの理解を求めるのはさすがに無理がありすぎるのではないか…という気がします。

 (※参考/「日本において」このことが論点になるのはなぜか)

 ・ 日本は地震大国です。日本でグレゴリオ暦が導入されたのは明治時代の明治維新のころですが、当然それよりも前に大地震はおきていますし、よく「地震の周期的な発生」と言われるように、地震大国である日本では、同じようにグレゴリオ暦が導入される前の古い文献が、「今の暦でいえばいつ起きたのか」をちゃんと特定することが、学問上・実際上重要な意味を持つためで、ほか、「歴史(ここでは、日本史)上重要なできごとがおきたのが、今の暦では何月何日か」ということが重要な意味を持つからです。

 ※ そもそも、建国記念日(今の2月11日)が「現在の暦で2月11日」と特定できるようになったのも、こうした「日本における遡及グレゴリオ暦」によるところです(日本書紀に記述があったのを、現在のグレゴリオ暦で遡及させたのが2月11日)。
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