そんなこと言ったら、演奏形態だって、当時と同じにしなきゃダメでしょ?
飯食ったり話し合ったりしてる、うるさい部屋のなかで演奏しなきゃダメなわけでしょ?
交響曲だって、途中でぶった切って、
ノリの良さそうな小品まぜて演奏しなきゃいけないわけでしょ?
そういうことやって、初めて「忠実に再現」になるわけでしょ?

音色ばっかり追求したって、現代の演奏会は当時のそれとは大きく異なってるから意味がない。
結局は、現代の演奏に新しい響きを追求したいだけでしょ?
現代の演奏で満足してたら、そんな欲求出てこないわけだし
いいとこ取りばかりしてしまうと、とてもじゃないけど当時の再現にはならない
しーんと静まり返ったところで、最高の音響ホールで、
音楽を集中して聞くなんていう聞き方自体が、現代的なんだから
楽器や奏法ばかり追求する姿勢は、まさに「現代的」な音楽観