日本でクラシック音楽が広まらない残念な理由とは? ピアニスト・田崎悦子
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180123-00000009-wordleaf-cul
 「日本人って音楽を額縁に入れたがる、崇高なものにしたがるんですよ。
聴く人だけじゃなく、演奏する人自体もフレンチドールみたいなかっこしちゃって。どこか間違えて輸入されてきちゃったんでしょうね。
本来は音楽がメインで、自分が主役じゃないんです。もちろんお客様はおしゃれをしていい気分になるのもいいのですが、そういう人たちしか行かない、となると悲しいと思います。
会社員でも、主婦の方でも、普通の方にもコンサートにお越しいただいて『クラシックはいいな!』と、思ってもらえたらとてもうれしいです」
宮廷の貴族からブルジョワ、そして庶民に広がっていったクラシック音楽
 その昔、クラシック音楽のオーディエンスが上流階級だった時代があるのは確かだという。
 「その名残があるのか、携わる人の中にも特権階級的な意識を持つ人がいます。上からものを見ているみたいな。
だから広がっていかない。日本だけ、すごくそういった枠を感じます」