あまり話題になっていないようだがシャルリエのベトコンも素晴らしかった。ツイッターで太鼓判を
押したけど、ツイッターも無反応な状態だから案外、行った人はそんなに感動しなかったのかなあ。
まあ人の好みだからそれも仕方なし。協奏曲は結構聴くが、ロマン派以降のヴァイオリン協奏曲は
どうも自分には合ってないと確信した。だから今日はオケの演奏を中心に聴いていた。 夕飯時
だったからか満員ではなかった。シャルリエはラフォルジュルネでデュメイの代役を務めたことも
あるという。曲が始まって間もなく幼児が火のついたようにぐずり出してイラッときた。オケ演奏だと
まだまだよくわからないところがいっぱいあるが、今まで聴いた中では今回のシンフォニアヴァルソヴィアが
1番よかったかあと思ってしまった。
竹澤とロワールののシベコンを聴いた時はシャルリエのベトコンは聴く予定ではなかったのが、
関西からの遠征なもので聴きたいものがたくさんあったらやっぱり行こうとなった。ティーレマンと
ドレスデンのラインの黄金がよかったからびわ湖ホールのラインの黄金はどうなのかという気になったし、
スクロヴァチェフスキ読響の間にあったヴィット新日本フィルのポーランドがとてもよくてそれなら
ヤルヴィN響のマーラー6番はどうなのとなった。その勢いでベトコン、そしてパパヴラミのチャイコンも
聴こうということになった。その選択は大正解で3つの演奏会はすべてよかった。(パパヴラミ/リス/
ウラルフィルのチャイコンは賛否が分かれているようだけどね。)費用は莫大だったがそれ以上のものが得られた。
今回のベトコンは自分がこれまで聴いたすべての演奏の中でも最高の音楽だった。去年、東京で
聴いた五嶋龍のプロコフィエフがかなり物足りなかったかなあという気になってしまうほどだった。