(続き)
『さて、帰りのバスの中で、今回のこのコンクールのことをいろいろ考えたのですが、
審査員の方々も、このような本選になるとは思っていなかったのではないか、と思いましてね・・・。

「1位に相応しい演奏者がいない」、私はそういう感想です。
確かに、それぞれのラウンドに於けるレヴェルは決して低いものではないのでしょうが、

審査員の皆さんも、本選→審査結果の「最終形」を良く考えずに、いろいろな「バランス」(それは出身国であったり、
選曲であったり、それ以外の要素も様々あるのでしょう)で以って、各ラウンド毎に選び続けた結果、

今日のような「本選としては、レヴェルの低い演奏」が続いてしまった、そんな気がしてなりません。

本選で協奏曲を弾くべき「格」のようなものを持つ幾人かの出場者が本選に出ていなかった、まあそういうことになります。

「自画自賛」の精神で、「今回もレヴェルが高く・・・」などと、講評でおっしゃられると思います。

確かに予備予選を勝ち抜いた41人のレヴェルは相当高いんだろうとは思いますが、
次のラウンドに進む出場者を選ぶ「眼」が、そこまで高くなかったのではないかと思うのです。

「お眼」は高くとも、そこに何らかの要素が加わってしまっているのでは、実際に会場でお聴きした感想を含め、そのようにも思ってしまう訳です。』


『御眼』と『眼』の違いを書いてみろ。
オメーの『眼』は、そんなに高いのか、キショブロガー。