ショスタコーヴィッチのピアノ協奏曲が演奏されたのですが、
ピアニストのトラーゼ氏の調子がイマイチだったのか?それとも彼のこれが演奏スタイルなのか?とにかく、
かんじんのトリル(3連打を駆使するピアノの弾き方ですね)がうまくいかなくて、
メロディーは美しく奏でられていたものの、パーヴォが導き出したいとおもっている、
テンポが崩れてしまったからなのです。

N響も、トラーゼ氏にどう合わせたものかと悩んでいたらしく、
管楽器がソロで、トラーゼ氏と合わせる場面があるのですが、
トラーゼ氏が、パーヴォの指揮を無視して勝手にひいてしまっていて、苦労する場面も。
私の席からは、けっこうパーヴォの様子がわかるのですが、
パーヴォが「うーん、ちょっとこれはまいったな💦」と戸惑ってられる様子がうかがえて、
かなりハラハラしました。

やっとフィナーレになったので、私もほッ。
アンコールではパーヴォが珍しく指揮台に座り込んでお茶目な笑顔をみせてくれたので、
聴衆のみなさんは大歓びでした(^_-)-☆
でも、きっとこれはトラーゼ氏の演奏に私が「????」と首を傾げたので、
こんな大サービスをしてくれたのでしょうね(^_-)-☆