ピアノ版の5つの前奏曲聞いてるが、これはこれで面白いな
どちらが上だ下だというのではなく、違ったものとして楽しめばいいんじゃないか

1番は編曲というより原曲をなぞっただけ?とここで聴くのをやめたならもったいない
繰り返すたび盛り上がって最高音!のところですっと力を抜く解釈が色っぽい

2番の冒頭、おもちゃ箱をひっくり返したような面白さはピアノならではの効果だろう
中間のアルペジオはギターの特性を活かした部分だがピアノの土俗的な響きもよき

3番のリハモナイズした響きがジャズみたいでおしゃれ、これは試してみたい
中間部の下降するにつれて分厚い響きになるところ、これブラジル風バッハだわ

4番の全体的に原曲をなぞった響きなのだが、後半のハーモニクスの部分で
平行4度を重ねた浮遊感のある響きがドビュッシーみたい

5番は一番編曲が凝ってる。A-B-C-AのAの部分、たゆたう響きが心地よい
Bはピアノならではの音域の広いアルペジオに改変、Cの部分はまるで映画音楽