>>645
30点てとこだな。
ドイツ音楽とはなんのことを指すのかよくわからないが、音楽史と照らし合わせるとおそらくベートーヴェンの事を言いたいのだと解釈する。
ベートーヴェンは確かに音楽史塗り替えるレベルの影響力を持ってたが、別にそれはイタリアやフランス等ヨーロッパ諸国の音楽のローカリズムを破壊するに至った訳では無い。
武満徹はクラシック音楽はローカリズムが強過ぎると批判しているし、
それに行き過ぎたドイツ音楽ならブルックナーよりワーグナーのトリスタンとイゾルデを挙げるべきだろう。
しかし、これによって旋律美を忘れたとは言い難い、その後ドビュッシーやらドボルジャークやらチャイコフスキー、ドイツならヨハンシュトラウス等稀代のメロディメイカーをクラシックは輩出しまくってるわけで
問題は実は旋律ではなく、解決せずひたすら和声を機能させ続けるしかない、和声の限界こそが近現代へと音楽の歩を進ませる要因となる。

最近、内田光子がシューベルトのピアノソナタの新譜出したけど聴いてみ?
本当にドイツの音楽が理屈だけの音楽か?