マラ7もだが京響は大編成の曲になればなるほど実力を発揮するなあと思った。去年やったマラ8
(台風の影響で1回だけだったのは本当に残念だった。)やびわ湖ワーグナーはドイツのメディアも
取材に来るだけあって来日する世界の一流オケと比べてもまったく遜色のない演奏だった。マラ7では
広上は始めはかなり慎重だったがしだいに白熱してきて最後は師匠のバーンスタインばりに
叫んだり飛びあがったりしていた。(日本人で
バーンスタインの弟子といえばまっさきに佐渡裕が思いうかぶが広上もバーンスタインが特に
高く評価していたひとり、コンセルトヘボウのマラ4のリハーサルでは出だしの鈴の音を少しずらす
などいろいろ教わったらしい。) あとバーンスタインといえば手塚治虫のマンガに「雨のコンダクター(?)」
というのがあったがなぜかオーマンディーが悪の代表のように描かれているのは解せなかった。