10/25 ドレスデン国立歌劇場「ランスへの旅」全1幕(ゼンパーオーパー)

コリンナ…エレナ・ゴルシュノヴァ(S)
メリベーア侯爵夫人…マリア・カタエヴァ(Ms)
フォヌヴィル伯爵夫人…フルカー・サビロヴァ(S)
コルテーゼ夫人…ユリア・マリア・ダン(S)
シドニー卿…ゲオルク・ツェッペンフェルト(B)ほか
ドレスデン国立歌劇場管弦楽団・合唱団
指揮…フランチェスコ・ランツィロッタ

24日から最後の日まで、2階最前列の可能な限り舞台寄り(右端か左端の席)で鑑賞。
オケはヴィオラ4、チェロ3、バス2でサウンドも25日よりぐっと引き締まった感じ。
ロッシーニということでピッコロやフルートがひっきりなしに小鳥のようにさえずっていたが
あくまでもサウンドの一部としてのさばり過ぎず我慢の子を保っていた。
(歌劇場オケではないがベルリンフィルなど、エマニュエル・パユがいると何でもフルート協奏曲になってしまう)
ランツィロッタ(1977-)は指揮姿に無駄がなく、キビキビとした音楽運びだが14重唱はややゆっくりめ。
歌手は多少の凹凸はあれどみな熱唱、男声がより充実していたが中でもシドニー卿のツェッペンフェルトは聴きもの。
メルケルやマクロン、ジョンソンにプーチンやエリザベス女王の(醜い)かぶりものをした俳優たちが登場、
EU各国の駆け引きやそれぞれの国が抱える問題(カタルーニャ独立運動など)が徹底的に風刺され

https://www.semperoper.de/en/whats-on/schedule/stid/viaggio-en/61461.html#a_27291

場内大爆笑の連続、悶絶寸前といった感じで笑いこける人多数。
第1部19:00〜20:03、第2部20:29〜21:38。106〜22ユーロ。
客入りは1・2階が4割、3・4階が3割、5階が2割(総席数1300)。もったいない!