【デブヤンさんの思い出】

Twitterのユーザー名にkarajanを用い、晩年は巷でもカラヤンさんと呼ばれていたデブヤンさん。
その昔、某中古CDショップ勤務時代はカラヤンとカラヤン・ファンのことを思いっきりバカにしていて、
一連のDG盤を「黄色い濡れ落ち葉」「大量廃棄物」などと鼻で笑っていたらしい。
新ヴィーン派BOXについても「あれは中身がないですから。ジャケに書いてある通り、指揮は空やん」と手厳しかった。

それがいつしか、1988年・カラヤン最後の来日公演を全公演聴いたと自慢する御仁になっていたが、さて本当に会場にいたのかどうか。
各日、コンマスとトップサイドが誰だったかを訊いても答えられず、ブラ1で誰がソロを弾いたかも知らない。
会場に入れず、それでも諦めきれず帰らなかったファンのために、連日主催者が何をしたかも知らない。
最終日、カラヤンが登場するまでの長い長い静寂の中、平土間前方で起きた事件について訊いても何も答えられない。

そもそも中学3年生の受験生が、1月31日に北海道で、あのチケットをどうやって買ったというのだろうか。