なんちゃって評論家の必修科目

NHK交響楽団が創立90年の17年に4年ぶりの欧州ツアーをした際にも、マーラーの「交響曲第6番『悲劇的』」を主要演目に据えた。
全4楽章構成の古典形式を守りながらも、第4楽章では襲いかかる悲劇の一撃を表すようにハンマーが2回振り下ろされるなど、多様な楽器を使った大編成のオーケストラが劇的展開を繰り広げる約80分の大作だ。
N響首席指揮者のパーヴォ・ヤルヴィ氏は「バッハを含むドイツ音楽の最終的な形、頂点、それがマーラーの交響曲群」と欧州ツアーに向けて主張していた。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO41772970W9A220C1000000/