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小澤征爾(1935年9月1日-)は日本人指揮者。
2002-2003年のシーズンから2009-2010年のシーズンまでウィーン国立歌劇場音楽監督を務めた世界的な指揮者である。

主な称号は、
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団名誉団員
ボストン交響楽団桂冠音楽監督
セイジ・オザワ 松本フェスティバル総監督
新日本フィルハーモニー交響楽団桂冠名誉指揮者など

人物・来歴
満洲国奉天市(中国瀋陽市)生まれ。
父小澤開作は歯科医師、満州国協和会創設者の一人で、同志で満州事変の首謀者となった板垣征四郎と石原莞爾から一字ずつ貰って第三子を「征爾」と命名した。
1941年3月、父を満州に残したまま母や兄と日本に戻り、東京都立川市の若草幼稚園に入園。
1942年4月、立川国民学校(現・立川市立第一小学校)に入学。
1945年、長兄の小澤克己(のち彫刻家になる)からアコーディオンとピアノの手ほどきを受ける。
才能を感じた一家は、征爾に対して本格的にピアノを学ばせようと決意し、横浜市白楽の親類から安価に譲ってもらったピアノをリアカーに縛りつけ、父と長兄と次兄(小澤俊夫)とで3日かけて立川市の自宅まで運搬した。

1947年、父が友人とミシン会社を始めた関係で神奈川県足柄上郡金田村(現・大井町)に転居。
1948年4月、成城学園中学校に入学。当時、小田急小田原線で新松田から成城学園前まで片道2時間かけて通学していた。

中学ではラグビー部に所属する(ポジションは3番プロップ)傍ら、豊増昇にピアノを習う。
当時はピアニスト志望だったが、ラグビーの試合(雨の試合でスクラムで右手人差し指を骨折した)大怪我をしたためピアノの道を断念。