東條先生が、指揮者に酷評!

「オーケストラの響きがあまりに乾いていて、しかも重量感の皆無な薄い音に過ぎた。「ヴァルキューレの騎行」など、何かオーケストラがやけっぱちに喚いているようで、どうにも騒々しい。最強奏の中で、重要なライト・モティーフが埋もれてしまった例もいくつか聴かれた。
せめて膨らみと詩情と潤いがあれば、もう少し「ヴァルキューレ」の音楽の美しさを味わえたろうに、と思う」