森本隼太 ピアノ・リサイタル(兵庫県立芸術文化センター)

J.S.バッハ:パルティータ第4番ニ長調BWV828
デュテイユー:ピアノ・ソナタより第3楽章「コラールと変奏」
ファリャ:ベティカ幻想曲
ラヴェル:組曲『鏡』より「悲しい鳥たち」「道化師の朝の歌」
休憩(20分)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第28番イ長調op.101
フランク:前奏曲、コラールとフーガロ短調
シューベルト(リスト編曲):魔王

記録録音するという掲示があり、舞台にスタンドマイクと吊り下げマイクがあった。
今日の曲は全部初めて聴く曲ばかり。ていうかピアノの曲はあまり知らない。こっちに
伝わってくればいい演奏と判断。前半はデュテイユーとラヴェルの「道化師の朝の歌」が
よかった。後半のベートーヴェンのピアノ・ソナタは3楽章は工夫した演奏ではあったが
曲全体としてはやや物足りない感じだった。次のフランクは歌心が感じられ、今日の中では
1番よかった。最後の魔王はそこそこって感じだったか。演奏が終わって最初のカーテンコールで
マイクを持って来ていろんな話をしていた。宇治市出身だけあって関西弁でしゃべっていた。
アンコールはショパンのワルツとラヴェルの2曲。ショパンのワルツはかなりよかった。
その1曲と今日全体の演奏の様子からほんの少し前にあったショパンコンクールに出ていても
1次予選は通過できるくらいの実力は持っているのではないかと思ってしまった。(ショパンの曲を
もっとたくさん弾けるのかということはあるし、お前の評価は甘すぎだろと言われそうではあるが)