>>933
まずそれぞれの演奏家が気に入るいい楽器といわゆる名器とは違う。またどの名器もすべての演奏家に好まれるわけじゃない。
一般的な名器の範疇は以下のようなものかと思う。
(1)一人から数人の小工房で吟味された材料を使い手間・時間を惜しまず精魂込めて製作された楽器。
(2)著名な演奏家の愛奏で知られ音色・演奏性が卓越している楽器。
(3)現存数が少なく希少性が高い一方で需要が多く市場で高額取引される楽器。
(4)トーレス以来の伝統的製作法で製作された楽器。
この四つを満たしていればたぶん名器の範疇に入ると思うが。
ラミレスはたくさんの作り手がおり数も多すぎ(1)の条件を満たさない。
野辺・今井は(3)を満たさない。名器の価格は今なら300万以上だろうか。バルベロイーホやマリンも名器とまでは言えない。
スモールマンやダマンは(4)に抵触する。新工法の楽器は将来ヴィンテージになるかどうか分からない。
代表的な名器を挙げる。
イグナシオ・フレタ1・2世、ヘルマン・ハウザー1・2世、エルナンデス・イ・アグアド、ロベール・ブーシェ、ダニエル・フレドリッシュ、ホセ・ルイス・ロマニリョス、マヌエル・ベラスケス、ヘスス・ベレサール・ガルシア、アルカンヘル・フェルナンデス、ジャン=ピエール・マゼ