音をよく知るお二人の意見ほぼ賛同できる。
>>959
野辺はいいギターだ。引き締まり密度が高く伸びもよく和声も美しい。湿っぽくボヨボヨ締まらない音が主流だった昔の日本のギターの中では異色の美音だった。スペインやドイツの楽器とも違う。とても魅力的な楽器。
ラミレスもビロードのように滑らかで妖艶な倍音を纏った美音に魅せられる。ラミレスでしか出せない音だ。ただ低音がポソポソ渇いた感じで迫力不足なのは否めないが。一方で名器はたいてい重く引き締まりよく伸びる低音を持っている。
>>960
ギターの音が成長していくプロセスはご指摘のとおりで付け足すこともない。慧眼です。
フレタもハウザー2世もアグアドもブーシェも有名なヴィンテージ名器は新品の時には驚くほど鳴らなかったということをよく聞く。
ところが近年はそういうギターを作っても売れないから最初からそこそこ鳴るものに設計変更した結果往年の名器のようなものが現れなくなってしまったのかもしれない。材料のスプルースが温暖化・酸性雨で昔のものより密度・強度が落ちたことも関係あるのかな。
まあ今のギターと昔作られた名器にはそれぞれに違ったそれぞれの良さがあるのだろう。