関係者に見られたらとちょっと怖いが10年以上前のことを書く。
今はないとある店に1990年代の松のフレタがあり試奏させてもらった。店長いわく、ワンオーナーが鳴りにくいフレタを10年かけて弾き込んで鍛えた楽器だと。
弾いてびっくり。ぷすぷすボソボソでまるで鳴らない。弾絃の振動がそのままボディに吸われる感じ。フレタは既に10本以上弾いたことがあったがこんなに鳴らないものは後にも先にもなかった。
ギターが下手な人は弦を上っ面だけでただ「チン」と弾く。表面板はまるで振動しない。表面板を大きく揺らすような弾き方じゃないとたとえ10年弾き込んでも楽器の音はまったく熟成しないのだなと思った。
弾けない人が新品の名器を買っても本来の名器のポテンシャルを生かすことは出来ないと思う。もしそういう人がいたらギター教室に行きちゃんとギターを弾けるようになってほしい。