蓬莱丸は大阪商船(現・商船三井)の船です。
内地(日本本土)と台湾(門司〜基隆間)を結んでいた連絡船でした
蓬莱丸には、大正13年6月8日に船内局が開設されています。
大阪商船の複数船内に昭和17年5月まで開設されていました。

昔は逓信省(後の郵政省)郵便局が電信(電報)電話も管轄し取り扱っていました。
(そのさらに昔は電信の管轄は工部省でした)
質問の物はおそらく蓬莱丸にて無線で電信事務を扱った時の物の消印だと思われます。
私はオークションで写真を見たことはありますが、価格は覚えていません(誰か知っていたら教えて)

また昭和24年まで、電信・電話料金の料金を郵便切手にて支払することができました。
その際にも電信扱いの消印が押されていました(「電信取扱所」表記の消印自体は戦中までの使用です)

まあ、ご存じでしょうが余談で・・・・
戦後、郵便電信電話は逓信省→その後郵便・電波業務が郵政省管轄になり
郵政省→郵政事業庁→日本郵政へ民営化
電信電話は電気通信省→電電公社→NTTへ民営化
と移行しています。
ちなみに電波(無線)の管轄は郵政省から現在は総務省が管轄になっています。
ようするに、無線電信電話郵便の管轄は昔は一緒だったと言うことです。