昭和42年使用ですと、前年7月にハガキ料金は7円に値上げされています。
そして、R字入り7円旧金魚が41年に発行されています。

旧秋田犬2円 年賀 機械印 清水 42.1.1 年賀 美品 について
2円秋田犬は、料金値上げの42年以降もそこそこ利用が見られます。
オシドリ5円と2円秋田犬のペアで使用されていたのでは?と推測できます。
ただ、画像見ていないのでなんとも言えないのですが、今までのオークション等と価格と比較して
個人的感想で1600円は少し高いのでは?と感じました。(自分では500〜1000円位かな)
同じ2円年賀機械印でも、機械印の波部分が30年代は長くなかなか切手上に円の部分が
掛かりにくいといった事情で奇麗な機械満月印が少なく、価値としては30年代物の方が若干上だと感じます。
ちなみに、新旧7円金魚の年賀機械印は沢山ありすぎて数百円でほとんど価値がないです。

秋田犬2円の縦2枚に機械印で「大阪・寝屋() 30 1.1 前0-8」 について
時刻欄に「年賀」と入れられたのは昭和33年の年賀時からで、それ以前の年賀機械印は「前0-8」
との表記でした。
「前0-8」表記は通常の「年賀」より人気があります。
いちばんよく見る4円多宝塔でも「年賀」より「前0-8」の方が値段が高いです。

昭和26年11月から昭和41年7月までは通常ハガキが5円、年賀ハガキだと1円安い4円で送れました。
(今年6月のハガキ62円への値上げでも、年賀状は52円で送れます)
この時代に5円尾長鳥、5円オシドリに年賀印があるのは、送った人がハガキは5円だと思いこみ送った、
もしくは5円切手しか手持ちにないから、面倒なのでそのまま送った等の理由で存在しています。