日本を代表して戦ってきた自分が、ホンハイで働くわけには――元専務の悲壮な覚悟 シャープ戦犯たちの終戦(3)
企業・業界週刊新潮 2016年7月7日号掲載

https://www.dailyshincho.jp/article/2016/07210550/?all=1

佐々木正は無責任なことを言ったまま、逝ってしまったが、
無名の株主の嘆きが真実だろうな。。。

佐々木の無責任発言?の引用)
「ビジネスですから勝ったり負けたりはつきもの。今はシャープがホンハイの
下に入るが、いずれシャープがホンハイを買うこともあるでしょう。シャープ
の社員には『負けた』と下を向くのではなく、堂々と胸を張ってホンハイの人
たちと協力してほしい。我々、技術者は会社や国のために働くのではない。
人類の進歩のために働くのです」

一方、現実的な視点で物事を見ている株主発言の引用)
佐々木氏は、企業の壁や国境を越えた「共創」こそが「新しい価値を生む」と
説いた。だが佐々木氏が去った後のシャープは利益を独り占めしようとして
没落した。大損をさせられた株主は冷めている。

「まあ、もって2、3年やな。ホンハイは取るもん取ったら、シャープなんぞ、
とっとと放り出すで」。(1)に登場した初老の株主はそう言い残すと、
寂しそうに背中を丸めて株主総会の会場を後にした。