シーラカンスって魚と両生類の間だから
初期のエレキを作ったケイ、リッケンバッカー、ギブソン、ナショナル・ドブロあたりがそれだろうな

・ケイは1968年に潰れて、テスコ輸入代理店の別ブランドになって消えたあと、数年前に別のメーカーが復刻した。
・リッケンはオリジナルの会社が続いているはず。モズライトもリッケンの元社員だった。
・ギブソンは資本がCMI、Norlinと移ったあと、買収で今の会社になったのかな。
・ナショナル・ドブロはご存知の通り会社が複雑に分裂・合併・買収を繰り返して、1960年代半ばにはモズライト傘下になるも60年代末に倒産、
少なくともドブロの権利はギブソンに行って
ナショナルは1980年代末にできたナショナル・レゾフォニックあたりが精神的な後継会社になってるんじゃないかな。
・ビザール系だと、ダンエレクトロは韓国製造で復活、エアラインはビザール復刻で有名なイーストウッドがブランドそのものを獲得して復刻
あと日本の60年代エレキ産業にエコーと共に大きな影響を残したVOX、ハグストロームも復活してるね。

モズライトはそんなに極端に古いブランドではなく
リッケンでギター製造を学んだ後1950年代末くらいに西海岸に工房を作って
近場の超老舗ビグスビーや、後輩格のホールマーク、スタンデールあたりと影響を及ぼし合いながら
最初はビグスビーのカスタムギターと似たデザインのギター作っていて
そのあと例の流麗な曲線のベンチャーズモデルを作ったのかな。
ベンチャーズモデルの成功後は勢いにのってベンチャーズアンプの契約もして、スタンデールの人が製品化したんだけど商業的には成功せず
同時期にナショナル/ドブロ系の権利も買い取ったけど
60年代末のサマーオブラブ(サマフェス派生の公民権運動)でフォークブームトエレキ不況があって一回倒産。

いまのモズライトは奥さんやコイル巻きの娘さんが権利を持っているだけで、実質的には別会社でしょ