ビッグマフ特集、エレハモのもう一つの顔David Cockerell (メモリーマン他のデジタルストンプの名器を各種設計した人)の話が出てきたのが面白かった。

80年代のエレハモ崩壊前後、EMS出身でIRCAMのスタジオ設計にも関わっていた(はず確か)Cockerellはサンプラーの開発を終えていたのだけど時すでにお寿司の父さんお手上げで
そのサンプラー技術を最初に売り込んだ先が例のギスギス大将の会社。
ところがあそこは森岡さんの会社を無理やり潰したり楽器業界のゴッドファーザーに喧嘩売るようなバカだから特許使用に制限があって製品化できない。

そこで次の売り込み先になったのは、初期に森岡さんが居たにも関わらずギスギス暗黒大将が追い出しを図っていた赤いロゴのメーカー。
あそこが出してたサンプラーのSシリーズと、Roger Linnデザインで知られるMPCシリーズのハードウェア設計に我らがCockerellの名前が出ているのは、そういう経緯らしい。
ちなS1000辺りのソフトウエア設計には、大英帝国のフラッグシップシンセサイザーOSCar、名前がレイシずむ入ってるEDP Wasp、なんかイノベーション起こしそうな名前の
Novation Super Novaの設計者Chris Huggett (ハゲではない、当時は)も関わっていて、父さん大満足ですよ。

S900の16bitアップグレードキットを当時マリオン・システムズのTom Oberheimが出したり、ジャパン・アズ・ナンバーワン時代の昔話だね