元プロミュージシャンとしてお話しします。
バンド系プロヴォーカルがステージでアコギをストローク中心で弾くとき、ギターに何を求めるか?
ですが、単刀直入に言うと「なるべく鳴らない、丈夫なギター」と言うことになります。
バンド系の場合ステージでは必ずピックアップを付けます。その時最も気を使うのはハウリングです。
なので、アンダーサドルピエゾ中心のピックアップを使います。内蔵コンデンサーマイクがありブレンドできる2wayピックアップであれば、会場規模によりエアー感を出すために少しマイクをブレンドする程度です。この時ギター自体が鳴り過ぎるとハウりやすいので鳴りにくいものを選ぶプロが多いですね。アンダーサドルピエゾ中心の音になるので、ギターそのものの音色もあまり必要としません。
また照明によりステージ上の温度はかなり上昇しますので、デリケートなギターは問題が生じやすくなります。歌がメインのヴォーカルは特にウレタン塗装の合板ギターで気を使わずにプレイしたいという人もいます。
あと万が一故障した時はすぐに治せたり、買いに行けたりできるよう、なるべく流通しているギターを選ぶ場合も多いですね。
これらの理由で最近はGibsonのJ-45を使うプロが多いと思われます。
ただし、これはあくまでも大規模会場でコンサートを転々とするプロのヴォーカルが使うギターの話です。
家で生音を中心に楽しむアマチュアは鳴りの良い単板をチョイスする方が一般的だと思います。
ましてや、プロが合板使っているから、合板の方が良いと言う意見は、あまりにも無理があります。
合板をあえて使っているプロは、鳴らない(ハウりにくい)ということで選んでいるのですから。