>過大:バルトーク
「ハンガリーの民族音楽に立脚した」音楽を作るという点に関しては、
完全に失敗していると思う。その手法で「口ずさめる歌」を何一つ作れ
なかった。アントニオ・カルロス・ジョビンの「イパネマの娘」の楽譜
を見たとき、「こんなクリアな響きなのに、ハーモニーはジャズの変化
和音だらけ。しかも使いにくい♭レを自然に使いこなしている」ことに
衝撃を受けた。これ以来、ジョビン>バルトークと思っている。
バルトークの人気が盛り上がらないのは当然。いずれ、セザール・フランク
程度の作曲家に評価が定まるのではないか。