>>189さん、
確かに私は美を外に求めるか、内(自分)に求めるかのかの違いと言いましたが、
その考えは少し、いやだいぶ浅はかだったと反省しております。
というのも踊り手たちは主体化された自分ではなく客体化された自分に美を求めるのだと思います。
ふつう自分自身に美を求めるというとナルシスチックな感じを連想しがちですが、
ダンサーのストイックな姿勢を見ると、全くそんな気持ち悪い感じに見えません。
つまり、体を楽器のようにとか、体と対話するとかよく言われるようにあのストイックさは己の肉体を完全に道具として
極限まで客観視させているように映ります。
だから(確かに美を己の体に求めなければならないわけですが、)本質的には画家が絵を描くように、彫刻家が像を彫るような感覚と気分から言って全く同じなんだ思います。
つまり踊り手にとって己の体がキャンバスであり楽器なわけです。

ただ他の芸術と違って美を表現する媒体(手段)が人間の体というだけにすぎない。
踊りの美しさは己に対する厳しさに裏打ちされたもので、
表面的には他の芸術とバレエは真逆のように見えましたが僕はまるで本質が見えてませんでした,
おそらくこのことで不満がある方がおられたのだと私は感じました。それぐらいのことは私の直感でだいたい察しがつきました。
そこに関しては全くの誤りです、改めます。すみません。