1969年から70年ジャストの例えば新宿の場合、
チエック、らせん階段、プレイメイツ、 リフレクション、スネーク、アングラポップ、アシベ、ジアザー、ゲットみたいなウイスキーなんて見たこともなく
入口で300円か500円でワンドリンク付きの入場チケットで入って
飲むのはみんなコーラみたいな店に集った中高生のガキが男の立ち振る 舞い、つまり紳士たる基本を抑えた連中だった。
そうした店では夕方になると中高生にガキがママからもらった小遣い握りしめて集まって
毎日互いの面子を立てながら相手と崖っぷちのやり取りをしたもんよ。
中高生のガキが酒も飲まずにコーラスすすって店に溜まることで得た遊びの心得は後々タメになったわな。
カッコつけてビール頼んでマズそうに飲むのが遊び人の器量ってもんだ。
その心意気が東京の踊り場文化につながってるってのを覚えときなよ。
こういったガキの遊び場での所作の在り方ってのはトンキン地方で生きるガキのそれこそ心の「掟」のようなものなんだよ。
東京が誇る都会の夜遊びの流儀なんて所詮中高生のモノで大人の男なんてお呼びじゃねえんだよ。そこら辺、田舎モンは勘違いすんじゃねーよ。