本来、不相応に多数の人間が都会で働きたがって労働力の需給のアンバランスがあれば
都会部での労働単価が下がり、田舎での労働単価が上がっていって
見えざる手によって需給が調整されるはずでしょ。

日本の医師総数を総人口で割ると、だいたい1/500くらいになる。
地方中小都市の自治体って、自治体の南に一つ北に一つ総合病院が欲しい、
もちろん家庭医的な開業医も要る、みたいなこと言ってて
マトモに計算するとかなりオーバーしてる例が多いんだよ。

都市部でも別に医師余りで失業者出たりは全然してなくて
地方病院が提示するのと変わらないような給料が出て仕事が成り立ってるんだから
じゃ総数が足りないんだから総数増やせって話になって、今は実際増やす方向で政府は動いている。

因みに昔は医局というものがあってそこが地方病院の人事権を握ってて
スタッフを派遣することでやりくりしてた。

日本は世界一うまくいった社会主義国だって言葉があるけど医療はその著しい例。
日本の医療の国際評価って>>422とかにとっては信じられないかもしれないくらい良いんだよ
ただ外国の医者は大抵日本では労働環境が悪いから働きたくないって言うけどw)。

医師総数が足りないとか、診療科ごとの医師数のアンバランスが
かなりあるとか言われてるけどそれは、この「社会主義」が失敗している例。