>>476
そりゃそうで、貧乏人は医療が受けられない、
というのは困ると思ってる人が多いはず(但し米国を除く)。
一方で生活保護を受けてる人が医療費を心配せずに医療を受けられて
中の下くらいの人が金銭的負担がきついから受診を控えてるのはおかしいだろ、
と言う人もいてこれはまあ、確かにおかしいと言わざるを得ない。

無給でしばらく働けと言われてもそれじゃ短期的に生活が持たないと言って
医学部学生が大学に立て籠もって機動隊に粉砕されたのが1969年で、
しかし二、三十年くらい前まではとか何とかやれている人が多かった。
90年代後半から医療事故で訴えられる医師が増えて来て、
(初期の事例は医者のリスク管理の拙劣さが圧倒的に悪かったんだが)
段々病気で不可抗力で患者が亡くなっても賠償金を払わされたり
酷いと逮捕されたりする事例が出てて来たり、患者(と医者)が
自分の権利を意識して行動するようになってきたり、諸々の理由が重なって
もうやっていられない、と言って特に条件が悪かった田舎の医者が逃げ出し始める。
そうすると残った人の仕事がきつくなって悪循環が起きて、病院運営が不可能になる、
という現象が目立ってきたのが90年代〜2000年代初期。