ダグラス・ノース 1993年ノーベル経済学賞
制度原論
ダグラス・C・ノース、瀧澤 弘和、中林 真幸
《生じる経路依存性は通常、変化を増分的なものとする。ただし、時折発生する急進的で
突然な制度変化は、進化生物学における断続平衡* 2 の変化に似たようなことが経済
変化にも発生しうることを示唆している。しかし、変化は、起業家たちが自分たちの競争上
の地位向上を目指して政策を成立させるたびに、不断に発生しているのである(その速度は
組織や組織の起業家たちの間での競争の程度に依存するだろうが)。》