>>139
今は長期金利を決定する理論が問題になる局面かな?
理論にもいくつかあるけど、市場の参加者が合理的に行動することが前提じゃないかな?

日銀の4月4日発表によれば、2年間で長期国債の保有残高を年間約50兆円のペースで増加させる。同時に2年後には保有国債の平均残存年数を3年弱から7年にする、と決定している。
財務省のデータから平成25年度末には、普通国債の発行残高は約750兆円の予定。
平成23年度末の普通国債における残存期間5年超の国債の割合は45%だから、平成25年度末での残存期間5年超の国債は約340兆円くらいありそう。

この340兆円の30%にあたる部分を2年かけて日銀が買い入れる、しかも目標とする利回りを決定していないから利益を得ることが目的ではない。
今までの日銀の買い入れ対象が短期国債だったことを考えれば、長期国債の市場に経済的合理性を無視して日銀が新たに参加することになる。
この場合でも長期金利は短期金利や期待インフレ率で決まるのかな?

輸入物価と全体の物価が連動すると書いたのは、日本の輸入品目の多くはエネルギー資源、原材料、半製品だから円安はこれらの相対物価を上昇させる。
同時にこれらの品目はほぼ全ての品目の原料だから一般物価の上昇を招くと考えた。実際、輸入物価上昇率と消費者物価上昇率は相関関係が強い。

一般物価と相対物価の違いはよくわかってない。