ある犯罪者グループに両手両足を縛られ、背中から銃をつきつけられている人Aがいたとする。
このままだとAは犯罪者グループに殺される可能性が高い。
そこへもう一人の人物Bが銃をもって現れ、Aに対してBの奴隷になることを条件に助けてやると契約を持ち込む。
Aは最悪の事態(死)を逃れるため、しぶしぶその条件を呑む契約をBと交わしてしまう。
ブルジョア経済学者はこの契約を正当で公平なものであり、合法的であるべき契約だと見做す。