>>916
だからそう書いてるだろうが。
もともと財政出動って言っても、お金を刷るわけじゃない。
国民が、老後に年金が不足して、ホームレスにならないように、何十年もかけて貯金をする。
その貯金した金額は1000兆円で、これは老後の生活費が足りない分。
で、政府は銀行に国債を買わせるが、そのお金は銀行の資産ではなく、個人の貯金。
(企業は銀行から借りてる金額が多いから、企業の貯金は国債を買えない)

で、個人の貯金を吸い上げて、それで、山奥の道路や、お客がいない田舎の
新幹線なんかを作ったわけ。
もちろん、そのお金が銀行に入るから信用創造は生まれる。
ただし、昔と違って、財政投入は経済効果を持たない。
政府がバラマキで作った景気の効果は1年でんかうなるから、毎年、さらに借金を
増やして、国民の貯金から投資をしないと維持することもできない。
ちょっと減らすだけで、また不景気になる。

じゃ、毎年増やせよって言っても、日本の借金なんか、毎年収入の2倍も使ってて、
これ以上増やしたらやばい状態。
しかも、借金は道路だけ作ってればいいってもんじゃない。
で、日本はいくら借金を増やし続けても、年金や医療費が爆発的に毎年増えるから
借金をそっちに使わないと、国民はどんどん貧乏になって、暴動が起こりかねない。
だから、平成の後半では、道路を作ってたお金を年金や医療費に使うようになったのよ。
平成前半の政府のバラマキを続けてたら、とっくに日本の年金や介護の負担なんか
激増して、日本国民全体が貧困になってたのよ。

つまり財政出動ってのは、地方には半導体産業とかIT産業なんかないから、
その選挙区の政治家は、地方の土木業者や作業員にばらまいて票をもらう。
でも、そこにお金をばらまいても、日本の大半の人は、そこに借金の大半を
使うことで、社会保障の負担が増えて、逆に貧乏になった。

また財政支出でも、現実には経済はまったく伸びず、景気は悪化し、給料は下がった。
だから、そのお金の財源の国民の貯金には利子がまったくつかなくなり、
国民の老後の貯金は毎年減り続ける。
つまり結局、経済成長に効果がない財政支出は、国民負担になるのよ。