英検1級を目指すと英語の上達が遅れる:日経ビジネスオンライン
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20110425/219640/?rt=nocnt
より一部抜粋



英検1級を目指すのは「労多くして功少なし」です。難しい単語の暗記や聞き取りの練習に嫌気がさしてしまいます。合格したとしてもまだ「英語で考える」力はついていません。銅メダル時代は日本語から英語へと頭を切り替えることを最優先すべきです。
今日は銅メダルの上位から銀メダルを目指すかた向けのアドバイスです。

英検1級を目指すと余計な負荷がかかる
 世の中には試験合格を励みにして勉強する方が多くいます。漢字を書くだけならばわざわざ試験を受ける必要はないのですが、それでも漢字検定が人気を博しています。こうした傾向を見ると、日本人の勉強好きを感じます。
 その意味では英検1級やTOEICのためにコツコツと勉強するのは素晴らしいことです。否定するつもりはありません。でも、コミュニケーションのための「通じる英語」を身につけることが目的なら、実りの多い方法が良いとぼくは思います。
 英検1級にごうかくするためには、難しい単語や慣用句の暗記、高度なリスニングの練習を行わなくてはなりません。こうした負荷は大き苦痛となって襲いかかります。英検1級を目指す方の苦労曲線は図表1のようになります。

英語の試験制度を作った人たちは英語の達人たちでしょう。その方々は英語大好き人間で、日本語から英語に頭を切り替えることがどれだけ難しいのかを、あまり意識することなく上達されたのではないでしょうか。