ーできごとから、さかのぼること約一年前。
主人公のみつろうは、ごくごく普通のサラリーマンで、会社勤めの二児のパパ。
下の子が生まれたばかりの彼は、赤ちゃんの夜泣きによる寝不足のため、会社で何度かのミスを重ねた。
見かねた上司が、「心を落ち着かせない」と彼にすすめたのが瞑想だった。
なにかを長続きさせたことなんてこれまでの人生で一度もなかった彼だが、なぜだか瞑想だけは毎日かかさなかった。