フィリピンの識字率は決して高くない。
だがフィリピンパブにいる学歴のない女の子でも、英語を話せる。
それはフィリピンという国がタガログ語と英語を両方公用語で使用しているから。
メキシコやパナマ、キューバといった中南米の貧しい人も英語を話せる。
だが国連が発表している識字率と、実際に読み書きできる人口は比例しないようだ。

今、世界の70億のうち、読み書きができないのは約8億人に上る。

アフリカの貧しい小国もそうだが、アメリカやイギリスの言葉を話せることが
生活の糧を得るために必須な国では英語を話せることが人生を変えてしまうほどの影響力があるからだ。
それでも、読み書きができるまでの教育を受けられるのは一握りだ。

人類史を振り返っても分かる。
先に言葉があり、のちに文字ができた。

読み書きができれば話せるというのはとんでもない詭弁。
強いていうなら、読み書きをいくらでも学べる恵まれた環境にいる日本人のような人間が
話せないほうがおかしいというくらい。

しかしながら、日本におけるリーディング、ライティング偏重の英語学習は既に頭打ちだ。

中高大だけでなく、小学校でも英語のカリキュラムが組まれだし、本屋には膨大な教材、乱立する英語スクール、
果てはアメリカやイギリスの音楽から映画まで、あらゆる英語コンテンツにどっぷり浸かっているのにかかわらず、
先進国の中で日本人の英語力はいつも最低レベルだ。
この事実を無視するのは愚かだ。

実際にこのスレで読み書きをやれば会話なんて余裕と語っているやつも、その教育の
弊害を被った事実を受け入れられない哀れな一人なのだろう。