>>749
> > 直接対応する『概念イメージ』
> これがしょせんは日本語のおきかえに過ぎなかったら、その
> 「英語で理解する」は幻想だよ。

英太郎氏の言いたいことは何となくわかる。 確かに英単語を
「ネイティブとまったく同じ概念イメージ」で脳内に再現できるか
どうかって話になると、それができる単語とできない単語はある
だろうと思う(「完全」というレベルではできない方が多いかも)。
簡単そうに見える woods という単語でも、彼らにはその文化的な
連想からか「魔女の出てきそうな鬱蒼とした陰気な場所」という
暗いイメージがあるけど、それを「森」としてしまうと陽気な
くまさんが登場しそうなエリアになってしまう。
そういった点で、ある英単語を耳にした時に持つ概念イメージが
ネイティブの持つそれとまったく同じになる保証はない。
(悲しいかな、それは日本語を最初に憶えた者の宿命だろうね。)

しかし、、、それはこの一連の流れで論じるレベルの話じゃあ
ないんじゃないか?
ここで黒羊氏が挙げているのは、
「英単語→日本語の単語→概念イメージ」という無駄な解釈習慣を
撲滅するという話だと理解している。
そういう脳内処理をやっている人が「英単語→概念イメージ」という
処理ができるようになれば、その概念イメージ自体が日本語の文化的
基盤で汚染されていたものであったとしてもリスニング能力の大幅な
向上になると思う。

その次の段階として概念イメージをネイティブのそれに近づけていく
ということになるんだろうけどね。 それには、英英辞典の力を借り
たり、ドラマをたくさん見たり、ネイティブとのやり取りの数を
こなしていくということになるんじゃないかな。