>>897
>>897氏をはじめ皆様から貴重なご意見をいただきました。ありがとうございます。

まず、この例文はミルではなく、John Lockeのものでした。私の勘違いでした。訂正いたします。

さて、このスレでの意見とMr.BIG氏の解説とを検討しました。

Mr.BIG氏のツイッタを読んでいったところ、
>> 英語ではwh節とth系代名詞を呼応させることは稀ですが、ドイツ語などではこのような呼応は非常に一般的です。
とのことであり、哲学者の文章にはこの構造が見られることもあるとのことです。
そのことを考慮に入れれば、thatは代名詞で path をさし、whichはそのthatを先行詞とする関係代名詞では
ないかと考えられます。

Mr.BIG氏の解説の通り、seemsの主語が「to walk in thich」とするなら、課題文の I choose 以下の文は
I choose the path. と、To walk in the path seems to be the straightest and cleanest.
をくっつけた形だと考えられます。

straightestでcleanestな「手段」と考えれば論理的に問題ありません。
ただ、このような省略を勝手に認めていいのかどうかは
わかりません。和訳するとすれば、「私はその道を歩くことが最も筋が通り清廉(な行動)であると思われる道を選ぶ」
とでもなるでしょう。文法的にも特に破綻していないと思います。

一方、"to walk in"が挿入されたものだと考えた場合には、非常にわかりやすい構造になります。
I choose the path to walk in. と The path seems to be the straightest and cleanest. の合成です。
この構成には何の問題もないように思えます。問題となりそうなのは、>>897氏が言われているように that which
の間に挿入語句を入れる点ですが、実例もあり、また先行詞と関係代名詞と考えればおかしくないと思います。
和訳は、>>897氏の通り「私は、踏み込む小道として最もまっすぐで穢れのないもの(小道)を選ぶ。」となります。