>>244
> 凡例に「記号は音素を示す」のようなことが書いてあるなら、その辞書の記号は音素だよ。
> 凡例に「記号は発音を示す」のようなことが書いてあるなら、その辞書の記号は音素とは言えない。

そりゃそうだ。 しかし、「記号は発音を示す」と書かれてある辞書なんてあるんだろうか?
(当然、ここでの『発音」とはIPAの精密表記に準じる音声表記で分類されたものとして。)
前にも書いたけど、精密表記で記述すると、異音をすべて網羅しなければならなくなるから、
現実的にそのような辞書があるとは思えない。
それゆえ、辞書は編者の考える音素表記で発音が示されていると考えてるんだけど?

> そこまで言うなら「辞書に載ってる発音記号は、辞書の編者が音素として認識したもの」の
> 個人の考えが混じらない客観的なソースを出して欲しいところ。もちろん凡例以外で。

この部分、すまないが何が書かれてあるのか理解できない。
ただ、紹介してくれた「英語史ブログ」を読んで、「音声表記」「音素表記」でもない
「折衷案の発音表記」ってものがあるってのが分かった。

ひょっとして、その辺りのこだわりがあるから「辞書の発音表記は音素の表記」って
いう私の主張を否定しているのかな? 
つまり、辞書の発音表記は、音声表記でも(当然)なく、「完全な音素表記」でもない
中途半端なものだ、、、ということで。

そうだとしたら、疑問は半分氷解するな。 ただ、残る半分の疑問は、そのブログに
書かれていた、「厳密に音素表記を目指そうとしても,音素の拠って立つ『機能的な
対立』」って言葉の意味が理解できない。 具体的にはどういうことなんだろう?
それが分からないと、「辞書の凡例に書かれていなくても、音素表記になってるのは
当たり前じゃん」って思ってしまうんだよね。