>>609
アクセントが単語のどこにつくか、にはある程度の傾向はありますが、全部に当てはまるようなルールはないので、単語を覚えるときに発音と一緒に覚えるしかないです。

また、文章の流れの中で前置詞や代名詞などはアクセントがつかなかったりもするので、なかなか理屈だけでは感覚が分かりづらいので、普段からよく実際の音声をリスニングして感覚を掴むことも大事です。
それが前提でのアドバイスです。

まず、英語のアクセント(強勢、ストレスとも言う)は、音節に対して付きます。
なので、母音のみではなく、直前の子音もはっきり(息を多めに)発音することを意識したほうが良いです。

それから、日本語ではアクセント(イントネイション)にあまり関係なく、ほとんどの音節(だいたいカナ1文字)ごとに比較的はっきりと発音するけど英語ではストレスのある音節ははっきり発音するけどストレスのない音節は曖昧で弱く発音します。この対比が英語のアクセントの特徴です。
なので、ストレスのある音節をはっきり発音しつつも、ストレスのない音節については弱く曖昧に発音するように意識してください。

英語のストレスの程度はだいたい3種類あると言われています。
それぞれ第一強勢、第二強勢、弱勢と呼ばれています。短い単語には第一強勢一つと弱勢しかないですが、長い単語になると第二強勢がある単語があります。
また、熟語になると第一強勢が熟語を構成する単語ごとに複数ある場合もあります。
第一強勢は、はっきり、強く(息を多めに)、イントネイションを上げ、母音を長め(日本語のカナ1文字の1.5倍くらいの感覚)に発音します。
第二強勢は、はっきりと発音するのは第一強勢とだいたい同じだけど、長さ(カナ1文字分くらい)、強さ、イントネイションはそれほどでもないです。

弱勢は、子音も軽く(息を少なめに)発音し、母音も短く(カナ1文字の1/2から2/3くらい)、発音も曖昧になります。
母音の発音は、具体的にはだいたい/ə/か/ɪ/になります。
/ə/はシュワーと呼ばれています。実際の発音はupとかbut、comeなどの母音/ʌ/と実質同じで、口や舌をリラックスさせて、短く弱くイントネイションを上げずに発音します。
/ɪ/は、pick、ship、giftなどの母音と同じで、口をリラックスさせて舌を前の方に少しだけ寄せて発音しますが、弱勢では短く弱くイントネイションを上げずに発音します。

また例外的に、弱勢でも語尾の開音節(母音の後ろに子音がつかない場合)では弱くイントネイション上げずにですが、はっきり発音します。

他にも細かい点や例外はあるけど、基本は↑でだいたい間に合います。