質問者の >>715 は、たとえば「平和」(peace)という言葉に出会っても、
それがなぜ形容詞ではなくて名詞なのかに納得がいかないんだろうと思う。
なぜなら、日本人はたとえば「日本は平和だ」という言い方をする。
そのとき、(*)Japan is peace. と言いたくなる。しかしこの英文は間違いだ。
しかし日本語の「日本は平和だ」は、正しい日本語だ。そこで
「平和」が名詞なのであれば、(*)Japan is peace. も正しいはずだ、と
言いたくなる人もいるんだろうな。

もしも、「日本は平和だ」を Japan is peaceful. と訳すべきであって、
この peaceful が名詞ではなくて形容詞だというのなら、
それに対応する日本語の「平和」も形容詞だということになるんじゃないか、
とその人たちは言いたくなるんだろうな。

同じように、「タンポポは黄色だ」と日本人は言う。そのときの「黄色」は
名詞だとされている。「黄色い」となって初めて、形容詞と見なされる。
それなら、"This paint is yellow." という英文を見て、yellow も形容詞ではなくて
名詞ではないのか、という人も出てくる。

working class は名詞(名詞句)だということになっているけど、
He is working class. という口語的な言い回しがあって、このときには
working-class またはハイフンなしの working class は形容詞だということになる。

こうなると、さっぱりわけがわからなくなってしまう人もいるんだろうな。
そのあたりの疑問にちゃんと答えて、その人たちが一人で品詞をきちんと
区別できるようになるまで指導してあげるのは、至難の業だ。いきおい、
大多数の教師はそういう生徒を放っておくことになる。