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     ( ´ω`)GEAB36の注残りですお
     / つ と)
(8)G8の最終通達やそれに次ぐ6月13日のG8金融サミットも含め各プレイヤーが
自分自身のルールでプレイするというときにどうでもよい。
(source: Forbes, 06/13/2009)。アメリカは一方の側に、カナダとヨーロッパは別側、
イギリスと日本はその中間、そしてロシアは完全に別のゲームをしている。
(9)米国務長官、ティモシー・ガイトナーは最近北京大学の学生を前にした短いスピーチの最中、
気まずい経験をした。中国政府が米国債とドルに投資をしたことは賢明な選択
だと安心させたとき、聴衆はいっせいに笑い出した(source: Examiner/Reuters, 6/02/2009)。
覇権を確立しているときに、冷笑をかったり、冷やかされることほど悪いことはない。
(敵・味方双方にとって必要不可欠な)敬意が払われない覇権など存在しないからだ。
特に過去においてあざ笑られた者が現在あざ笑っている者を”罠にはめる”ようなときには。
LEAP/E2020によるとこの笑いは幾千もの事実を説明してくれる。
中国はドルに”はめられること”をなんとも思っていない事実であり、
中国政府がドル紙幣や米国債が今後どうなるのか正確に理解しているという事実である。
この種の状況は直近12ヶ月では考えられないことであり、6ヶ月前であっても考えられない。
まず中国は認識があまい状態だったからであり、次に中国は認識があまいと信じ込ませれば
ドルは彼らの利益になったからである。明らかに2009年夏の前夜に、この状況は消し去る。
中国の著名エコノミスト23名の調査が強調するところによれば、それを取り繕う必要がない。
この調査報告はガイトナーの訪中初日に出版され、彼らの多くはアメリカ資産を”リスクがある”
と判断している(source: Xinhuanet, 05/31/2009)。学生の爆笑は来るべき数ヶ月間、高らかに
こだまし続けるだろう…
(10)アメリカだけでなく、政府が共通の利害にかこつけることで株主は偏見を持つようになる。
たとえばクライスラーやGMと関連した年金損失や公債損失のケース、あるいは米国政府や連邦準備金制度が
バンクオブアメリカに圧力をかけ、後の経営権移譲の際、メリルリンチの悲惨な状況を株主から隠す
ケースである(Sources: OpenSalon, 06/10/2009 / WallStreetJournal, 04/23/2009)。
イギリス、ヨーロッパ、アジアでは、同じケースが同じ効果を発揮する。”国家理由(raison d'?tat)”
と呼ばれるこの効果は通常、大規模な略奪を正当化する口実である。そして
深刻な危機は”国家理由”を呼び込むための絶好のタイミングである。
(11)ドイツは次の9月にある国政選挙のために似たような問題を抱えている。
選挙の後、国家金融問題は大々的に報道され、多くの銀行のバランスシート上に数千億ドル
単位でリスクの高い資産が現れる。大部分は局地的なものだが、処理に取り組む必要が出てくる。
アメリカやイギリスの銀行問題とは範囲がかなり違うが、それにもかかわらず、ベルリンは
おそらく起こりえる多くの銀行破綻に直面することになるだろう(Source: AFP/Google, 04/25/2009)。
アメリカにおいては連邦から救済を受けた銀行は補助金による融資総額を削減したが同時にそれとは反対
のことをするはずであるSource: CNNMoney, 06/15/2009 。
(12) Sources: Financial Times, 06/01/2009; YahooFinance, 06/04/2009
; StreetInsider+Holdings/4656921.html, 05/15/2009; Financial Times, 06/01/2009